更新日:2025-10-06 11:45
投稿日:2025-10-06 11:45
私の友人サエ(32歳・銀行員)が第一子を出産したのは昨年の冬。待望の赤ちゃんが誕生し、夫婦で新しい生活を始めた矢先、彼女を悩ませる存在が現れた。それは姑だった。
姑の「うちの子そっくり!」にざらつく心
姑は初孫に会えるのを心待ちにしており、出産直後から病院に顔を出した。最初は「本当に喜んでくれてるんだな」とサエも嬉しかったそうだ。ところが退院して自宅に戻ると、状況は一変する。
姑は赤ん坊を見るなり「わぁ、うちの子そっくり!」「やっぱり血だね」と声を弾ませた。しかし“うちの子”とはサエの夫のこと。
サエに「出産お疲れさま」や「体調大丈夫?」といった労いはなく、赤ちゃんを抱くことに夢中で、母親であるサエの存在は空気のように扱われた。
過熱する孫フィーバー。育児の主導権まで奪われて
ある日、姑が義実家に親戚を呼び赤ちゃんを披露したときのこと。
親戚の一人が「サエちゃん、出産大変だったでしょ」と声をかけてくれた。サエは救われた気持ちになったが、姑がすかさず「でもうちの子(=息子)が頑張ったからね」と言い放った。
会場の空気が凍りつき、サエは「私は透明人間なのか」と胸が締め付けられた。
孫フィーバーは日に日にエスカレート。姑はアポなし訪問を繰り返し、赤ん坊を抱き上げては「私の血が流れてる」と繰り返した。
授乳やオムツ替えをしようとすると「おばあちゃんがやってあげる」と手を出し、育児の主導権を奪おうとする。
サエが「母親の私がやりたい」と言っても、「新米ママは休んでて」と笑いながら赤ちゃんを連れて行くのだった。
ライフスタイル 新着一覧
セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。
先日、「子ど...
私が24歳で上京したとき、一緒に東京にやってきてずっと同棲しているのがマンチカンの男のコ、リオです。
リオは高...
忙しない街にも訪れる特別な時間。
足早に歩く人々は顔を上げ、しばし空を仰ぎ見てから、また現実へと戻っていく。
...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【連載第68回】
ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場!
「しっぽ...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
『電マの営業・新井です!』(略して「電マの新井」)という新作が大変好評だ。
書店員にとっての新作といえば「新しく...
人にお金を貸した後、なかなか返してくれなかったら、とても嫌な気持ちになりますよね。
とはいえ、お金の話は、言い...
みなさんは誰かと口論になった時、どんな戦法で勝ちにいきますか?
方法は十人十色ですが、今回は代表的な勝ちパターン...
もしも突然、この瞬間に、氷が解けたらどうなるんだろう。
そう思いながら、凍て付いた湖の上に立つ自分が結構好き。...
誰の心にだって、優しい部分と優しくない部分が存在するもの。そうわかっていても、自分の心のダークサイドを自覚すると「もし...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「レンジでゆたぽん」を知ったのは、年末年始に長野県の義実家に行った時。寒がりな私を気遣って、義母が用意してくれたのです。...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
近年では、リモートワークやフレックスタイムなどの制度が導入されて、数年前よりも働きやすくなりました。
一方で、自由...
お笑い芸人の松本人志とその後輩芸人たちによるアテンド飲み会が話題になっていますね。
ニュースの真偽はともかく、...
2024-02-21 06:00 ライフスタイル
















