専業主婦になりたいのに…貯金ナシの44歳妻、夫が意地悪すぎると嘆き「結婚の“特権”ですよね?」

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-10-11 11:45
投稿日:2025-10-11 11:45

夫の冷たい対応に苦悩

 しかし夫にその旨を相談すると、夫からは「俺だって、若い頃よりもしんどいし、体調悪い日も多いけど頑張っている」と冷たく言われたそうです。

「夫の言い分も理屈としては、わかりますよ? 我が家は、夫婦は対等っていう考え方だから夫の言っていることも、もっともだとは思います。

 だけど現実的には、私が仕事をする気にならないほどダルいんだから、夫が働いて助けてくれてもいいじゃないですか。

 それなのに『はぁ? 辞めて生活はどうすんの?』って、他人事のように言われてしまったんです…」

専業主婦こそ結婚の特権では?

 夏菜子さんの周りには、結婚と同時に退職してずっと専業主婦として生活している友人が何人かいます。

 夏菜子さん自身はその友人たちののんびりとした暮らしぶりに“専業主婦こそ結婚の特権かもしれない”と羨ましさ感じつつも、必死に働いてきました。

「女性も普通に働くのが当たり前の時代だし、ひと昔前とは価値観が違うって言われれば、それまでかもしれないけれど…。

 でも私たちの世代には、まだまだ専業主婦として生活をしている女性もいるんですよね。

 だから私も、今こそそうしたいのに夫が意地悪すぎます」と、嘆きます。

 今は不調を抱えながらも働き続けていますが、そろそろメンタルも限界を迎えそうだと話す夏菜子さん。

お金がない!

 その理由は、金銭面も関係しているそうです。

「恥ずかしい話ですが、貯金がないんです。我が家は、毎月決まった額を夫婦の共通の口座に入れて、それ以外のお金は自由に使っていいルールだったから、私はほとんどのお金をコスメとかハイブランド品の購入に充てていて…。

 『貯金は夫がしてくれてるでしょ』くらいにしか考えていなかったんですよね。退職すると、夫婦で決めた生活費を私が払えないんです」

 専業主婦になりたい、けれども自分が仕事を辞めると生活費への影響が出てしまう。

 夏菜子さんは自分のこれまでの浪費を反省しつつも、メンタルも限界だと涙を浮かべながらに語りました。

 では、夫であるセイタさんはどのような考えなのでしょうか。

 次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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