米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

更新日:2025-10-18 17:03
投稿日:2025-10-18 17:00

【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】

 女優・米倉涼子(50)に関して、週刊文春が「麻薬取締法違反容疑で本格捜査」と報じたことで業界は大騒動だ。

 文春によれば、2時間半のガサ入れで複数の薬物・器具が押収されたとなっている。今後、米倉が逮捕されるのか、このところキャンセルが多かった仕事がどうなるのかと騒がしくなっているのだ。

 確かに米倉は9月に入って予定されていたイベント出演などを次々に辞退しており、〈何が起こっているのか〉とささやかれていた。そこへ、家宅捜索の報道だから騒ぎになって当然だが、そこはちょっと落ち着いて考えた方がいい。

 家宅捜索が行われたのは8月20日で、すでに2カ月近くが経過している。薬物・器具が複数押収されたとされているが、薬物も特定されていないし、器具が何かもわかっていない。そもそもマトリ(厚労省関東信越厚生局麻薬取締部)が何も発表していない。

 もしも自宅に薬物があって使用するための器具があったとなれば、すみやかに逮捕となるのが普通だ。所持品に付着した“ブツ”の鑑定に2カ月近く時間がかかるわけもなく、また“ブツ”が特定されても証拠能力に満たない量であれば公判維持は難しくなる。器具といっても、それが注射器なのか、温めて気化して使うためのものなのか、あるいは大麻用の水パイプのようなものなのか、いずれにしても証拠というには難しい。

 米倉は自宅マンションでかなり長い間、交際するアルゼンチン人ダンサーの男性と同居していたという。ということは、濡れ衣を除き、今回の騒動は3つのケースが考えられる。

①米倉がそのアルゼンチン人男性と共に薬物を使用していた。

②その男性が薬物使用していて、米倉はうすうす感づいていた。

③その男性の使用は非常に疑わしいが、米倉はまったく知らなかった。

 米倉が知らなくても家宅捜索はあり得ることで、「一緒に生活していて気づかないのはおかしい」という考え方には疑問が残る。10年ほど前に薬物事件で有罪判決を受けたASKA(67)の家族も、逮捕当時、まったく知らなかったとされている。なにしろ、薬物事犯で検挙された者は、家族にだけは知られたくないというケースが多い。

 ということで、米倉が逮捕という状況は考えにくいが、仕事の方ではすでに多大な影響が出ている。単なる疑惑の段階であるにもかかわらず、CMスポンサーのYouTube動画は削除されてしまったのもそのひとつ。

 彼女が今後、どうなっていくのか、次のコラムで検証してみたい。

(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


東海林(津田健次郎)はエラいのかポンコツなのか? ともあれ“ツダケン”の魅力的な演技に惚れ惚れ
 高知新報が夕刊発行の申請をし、のぶ(今田美桜)は編集長を任された東海林(津田健次郎)と先輩記者の岩清水(倉悠貴)と共に...
桧山珠美 2025-07-01 18:19 エンタメ
【再募集】2025春ドラマどうだった?面白かった&ガッカリを教えて!『あんぱん』『最後から二番目の恋』『対岸の家事』etc
 引き続き、2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。続々と最終回を迎えた4月よりスタートの春ドラマ、あなた...
「あんぱん」竹野内豊らが退場→津田健次郎と倉悠貴が新たに補充。イケメン好きにも優しい朝ドラに感謝したい
 闇市で渡された東海林(津田健次郎)の名刺を頼りに、高知新報にやってきたのぶ(今田美桜)。しかし、東海林は全く記憶にない...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
さや香、バッテリィズ…意外と多い「不仲コンビ」にグッとくる理由。仲良し芸人だけが正解なのか?
 千鳥MC『相席食堂』(ABC/テレビ朝日系)の6月3日放送回にて、「カウンセリング相席」と称した、お笑いコンビ・流れ星...
『あんぱん』嵩(北村匠海)に“たっすいがー”の面影はない。のぶへの言葉が胸を打つ「正しい戦争なんか、あるわけがないんだ」
 空襲の焼け野原でひとり佇むのぶ(今田美桜)の前に、嵩(北村匠海)が現れて再会を果たす。釜次(吉田鋼太郎)から事情を聞い...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
国分太一活動休止で消えた「TOKIO再集結」の光…木村拓哉に見せていた別の顔
 6月20日、複数のコンプライアンス違反があったとして、TOKIOの国分太一(50)が無期限の芸能活動休止を表明した。出...
こじらぶ 2025-06-25 07:50 エンタメ
大泉洋こそ“真のモテ男”じゃないか?「かくかくしかじか」の圧倒的な存在感に新たな一面を見た
  先日、いろんな意味で話題の映画「かくかくしかじか」を鑑賞してまいりました。「東京タラレバ娘」や「海月姫」などのヒット...
「あんぱん」のぶ、“落とし前”の付け方はそれでいいのか。次郎役の中島歩はあまりにも素晴らしかった
 終戦から5か月が経ち、国民学校ではGHQの指導のもと軍国主義教育からの転換が図られる。のぶ(今田美桜)は病気が一向に回...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
『バチェラー6』第8話(最終話)を正直レビュー! ラスト予想、当たった人いるの? 制作サイドにまんまと騙されました
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第8話。本編最終回です。小田...
中村未来 2025-07-25 15:23 エンタメ
曽田陵介、FANTASTICS佐藤大樹と“縁”に驚き「青春時代の人が隣にいた!」甘酸っぱい中学生の頃
 2019年に俳優デビューをきっかけにドラマ、映画、舞台とさまざまな作品に出演。そして先ごろ放送を終了した『いつか、ヒー...
望月ふみ 2025-06-23 07:00 エンタメ
【募集】2025春ドラマの感想は? 面白かった&ガッカリを教えて!『対岸の家事』『最後から二番目の恋』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「面白かった」作品や「...
72歳、ザ・ぼんち里見まさとに“若い女子”が熱狂。イケジジブームが来るか? 老害にならずモテる大人の魅力
 去る5月17日フジテレビ系で放送された結成16年以上の漫才師による大会『THE SECOND~漫才トーナメント~・グラ...
「あんぱん」ここがヘンだよ、戦争パート。のぶが夫に駆け寄らないのはなぜだ?
 次郎(中島歩)からの便りに顔を輝かせるのぶ(今田美桜)だったが、それは海軍病院からだった。のぶが不安な気持ちで病室に入...
桧山珠美 2025-06-21 12:55 エンタメ
『バチェラー6』第7話を正直レビュー!石森さんの“事実発覚”に全視聴者が驚いた…。辻󠄀本さんの高度な会話テクにも注目
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。第7話は、クアラルンプールへ久次米...
中村未来 2025-06-21 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第6話を正直レビュー!小田美夢の“あまりにあざとい”テクニック。キス連発は最初から決めてた?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第6話。前回のラストで、早朝...
中村未来 2025-06-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」清(二宮和也)は出る出る詐欺じゃなくて一安心。岩男とリンはやっぱり“チリンの鈴”だった
 銃撃された岩男(濱尾ノリタカ)は、嵩(北村匠海)にリンはよくやったと言って息絶える。八木(妻夫木聡)は、リンは親のかた...
桧山珠美 2025-06-19 17:28 エンタメ