「どうして理解してくれないの?」48歳女性、結婚の条件は“老父”との3人暮らし。決断しない彼に募る苛立ち

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-10-25 11:45
投稿日:2025-10-25 11:45
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

48歳、結婚の条件は

 48歳の彩子さん(仮名)は、アプリで知り合った1歳年上の恋人・タカオさん(仮名)と結婚を前提とした交際中。そろそろふたりの関係を、次のステップに進めていきたいと考えています。

 彩子さんの結婚が現実味を帯びてきている今、唯一の気がかりは父親のことだそう。

「私は、ずっと父親とアパートで同居をしています。まぁ幼い頃から住んでいた家ではないのですが、いわゆる“実家”っていう感覚です。

 母親は私が小さな頃に妹だけ連れて家を出て行ってしまいました。そのため物心ついてからずっと父親と二人暮らしなんです」

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結婚後の父親が心配

 食事や掃除洗濯などの家事全般は、高校生の頃からずっと彩子さんが担ってきました。そのため、結婚後の父親の生活が不安でたまらないのだそう。

「もう、お父さんも80近いので、急に一人暮らしをさせるわけにはいかないなって思っています。だから、タカオさんには、お父さんとも一緒に暮らしたいと訴えているのですが…」

 彩子さんは、40代に入ってから婚活をスタート。婚活を始めた当初は、父親と結婚後も同居をするつもりはなかったそうです。

 なかなか良縁には恵まれませんでしたが、今年の初めにタカオさんと出会ってからは、スムーズに交際が進みこの流れをカタチにしたいと強く望んでいます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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