「介護費用のATMにされそうで」自分の老後でも義父の世話は無理! 49歳バツイチ男の痛々しい本音

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-10-25 11:45
投稿日:2025-10-25 11:45
「冷酷と激情のあいだvol.269〜女性編〜」では、アプリで知り合った恋人のタカオさん(仮名)との結婚が目前に迫っている彩子さん(仮名)は「高齢の父親が心配」と、結婚と同時に父親と夫と3人での暮らしをスタートさせたいと望んでいます。

 では、タカオさんは、彩子さんの希望をどう受け止めているのでしょうか。

49歳、想定外の事態に困惑

「想定外ですね。いろんなことが。いや、俺も結婚はしたいんですけどね。でも向こうのお父さんと同居しなくちゃいけないってなると、俺が思っていた結婚生活とはだいぶ違っちゃうんですよね」

 タカオさんは30代後半で10年間の結婚生活にピリオドを打ち、今はバツイチ独身。離婚後しばらくは「結婚は懲り懲り」と考えていたそうですが、50歳を前にして婚活をスタートさせました。

「老後の心配っていうのかな。ぼんやりとひとりでいるよりも、誰かと一緒に居たいなって思って。

 アプリに登録してすぐに、彩子ちゃんと出会いました。性格も見た目も俺が好きなタイプだったので、3回目のデートで俺から告白しました。今でも彩子ちゃんのことは大好きです」

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収入と貯金目当てでは?

 タカオさんは彩子さんへの愛情はあるけれども、結婚条件の“父親との同居”は、どうしても納得できないと頭を抱えます。

「言い方が下品で悪いんですけど、俺、“介護費用のATM”にされそうで不安なんですよ。失礼な言い方ですけど、彩子ちゃんの実家は裕福ではなく、むしろちょっと生活に困っている感じで…。

 いや、義父になる人のことは嫌いじゃないです、むしろ人当たりもいいし、俺にも親切にしてくれています。人としては、好きですね。

 でもね…。もし親子で俺の収入とか貯金をアテにしているんだとしたら、それはとても困るんです」

 タカオさんは一人っ子で、ゆくゆくは介護を含め両親の面倒をみるつもりでいるとのこと。そんななかで結婚と同時に、妻側の父親と同居生活を始めるのは気が進まないと話します。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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