平野紫耀らNumber_iに疑問噴出…「アイドル性」は必要なのか? 3人の“本気”がファンに問う覚悟

こじらぶ ライター
更新日:2025-10-25 11:45
投稿日:2025-10-25 11:45

「チーム」として届けている3人

 だが、Number_iは今回のステージに生オーケストラの音を用い、ダンサーにスポットを当てた。アーティストが、バックバンドやダンサー1人1人を丁寧に紹介し、チームとしてライブを届けているのと同じだろう。

 間にダンサーのソロパートを挟むのは、自分達の呼吸を整える意味合いもあったかもしれない。アーティストによっては、やたらMCが多かったり、ステージから何度も捌けてゆっくり戻ってきたり、バックバンドが繋ぎの演奏をすることもある。

 最も負担が高いのはソロアーティストやボーカルが1人のバンドなどだろう。だが、Number_iは3人と言えど低音と高音を使い分ける高速ラップにダンスを重ねるので、ボーイズグループの中でも一曲あたりの1人ずつの負荷は、歌い手1人の場合と変わらないほど高いはずだ。

 一曲入魂でフル生歌唱し、パフォーマンスを高水準で見せるには1時間半が適切で、そこから先クオリティを下げてまでライブを間延びさせないというのは、プロの考え方だと感じる。ライブが短いと彼らを責める前に、彼らの「喉」のケアを最優先に労わる気持ちも必要かもしれない。

ファンは共にライブを創り上げてほしい

 彼らは自分達の今を全力で提示し、アーティストとしては問題のないライブを敢行している。彼らのアーティスト志向を受け入れられない、アイドル時代からのファンには物足りないということだろう。

 Number_iのアーティストとしての歩みはまだ始まったばかりで、試行錯誤の段階でもある。それでもファンに出来ることは、彼らの今を受け止め、共にライブを盛り上げ、創り上げる姿勢を見せることではないだろうか。

こじらぶ
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