「一生独りかも…」諦めた女性が“地方×年下男子”に辿り着くワケ。バリキャリが見つけた新しい幸せ

内藤みか 作家
更新日:2025-10-24 11:45
投稿日:2025-10-24 11:45

年上女性が年下男性から教えられること

 彼と話をしていると、東京はどこかおかしい、ということにR子さんのほうが気づかされていったのです。毎日筋トレや読書などして過ごし、休日は緑のある公園などでのんびりしているという彼の過ごしかたを素直に「いいな」と思ったのだとか。

 逆に彼からは、「そんなに毎日出歩いて疲れませんか?」と真顔で聞かれたそうです。予定がないことが怖くて、あれこれ用事を入れてきたR子さんは、その時に初めて「どうして私はこんなに忙しくしているんだろう?」と気づかされたのです。

穏やかな彼に魅かるようになり…

 彼は、東京に来ても周りに惑わされず、自分のペースを貫いています。同僚に誘われても、自分が行きたいと思わなければ断る芯の強さにR子さんが惚れ惚れしてしまい、彼女のほうから何度も食事に誘うようになったのです。

 猛アプローチのR子さんに最初は戸惑っていた彼でしたが、やがて一緒にいるのが自然に思えてきたと、お付き合いすることになりました。あれほど都会を闊歩していた彼女がすっかり落ち着いてしまったので、周囲は驚きました。

自然体で過ごせる自分に気づく

 現在は半同棲中の彼の部屋で、一緒に料理をするのが楽しいというR子さん。今までの自分のことは「東京に住んでいるから、無理して背伸びして忙しくしていた」と考えています。田舎出身の彼といると、自然な自分でいられてホッとするのだとか。

 R子さんのように、都会の中心で働いているような女性が、田舎出身の男性と知り合い、生き方を大きく変えるということが起きています。心地良さを味わえる田舎の年下男子の人気は、これから高まっていくかもしれません。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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