「ばけばけ」なんともチャーミングなヘブン。“ラストサムライ”おじじ様との関係性はどう変わる?

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2025-10-28 17:53
投稿日:2025-10-28 17:53

第5週「ワタシ、ヘブン。マツエ、モ、ヘブン。」#22

 ついにアメリカから英語教師レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)が松江に上陸した。大興奮の観衆の中、知事の江藤(佐野史郎)や通訳で呼ばれた英語教師・錦織(吉沢亮)が出迎える。

 知事らに連れられて移動するヘブンだったが、初めて訪れた日本に興味津々。錦織の話も聞かず、勝手に興味がある方へと歩き出してしまうのだった。一方、帰宅中のトキ(髙石あかり)とサワ(円井わん)はひょんなことからヘブンと話すことに。

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【本日のツボ】

ヘブンvsラスト・サムライおじじさま

 ※※以下、ネタバレあります※※

 銀二郎との別れから4年。ついにヘブンとのご対面です。群衆に押され、なぜか握手をする羽目になったおトキ。なにやら運命めいたものを感じたのでしょうか、その手をじっと見ていました。

 おトキの異変に気付いたサワ。「どげした?」「骨が折れた?」とおトキを気遣います。「ううん。気のせいだと思う」とおトキ。自分の手を触ってなにやら考えているふうに見えました。怪談好きのおトキに不思議な力が働いたのかもしれません。

 ヘブンさんはとってもチャーミング。歓迎式典などそっちのけ、三味線の音色に惹かれ、自分の興味のあるほうへ行ってしまいます。
三味線から遊郭へ。そして、なにやら見つけたようで、そちらに走り出します。

 そこにいたのは、勘右衛門(小日向文世)でした。

「サムライ……」とつぶやくヘブン。手にはサムライの写真を持ち、勘右衛門と見比べ、「本物だ」と。

桧山珠美
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TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

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