大河「べらぼう」視聴率歴代ワースト3目前も高評価キープ…横浜流星を支えた高岡早紀ら女優陣の新境地
最終回まで残り10話もない。横浜流星(29)主演のNHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。10月26日放送の第41話の世帯視聴率は8.2%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)で、歴代ワースト3入りはほぼ確実という流れだ。
「話が進んでも、グ~ンと大きく盛り返してきたという時期がなかった。終わりに近づき、見せ場も多くなっているのに上昇気配がありません。NHKとしても大誤算でしょう」(在京キー局関係者)
「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯を描き、前半は遊郭での描写が多かったため、《子どもに見せられない》などと離脱した視聴者も少なくなかった。その後、話題を呼んだことといえば、鉄拳(53)、くっきー!(49)、ナダル(40)、ひょうろく(38)、有吉弘行(51)に太田光(60)と、お笑い芸人が次々と出演したことぐらいか……。
「芸人枠でいえば、昨年度の『光る君へ』でも、はんにゃの金田哲さんやロバートの秋山竜次さんが出演していました。芸人さんがハマった度合でいうと『べらぼう』より『光る君へ』に軍配が上がるかもしれませんね。その証拠に金田さんは『光る君へ』以降、『しあわせな結婚』『絶対零度』と連ドラ連続出演。もはや俳優が本業と言ってもいいぐらい」と話す芸能ライターのエリザベス松本氏は、「べらぼう」後半戦は2人の女優に注目していたという。蔦重の妻・ていを演じる橋本愛(29)と、重三郎の母・つよを演じる高岡早紀(52=写真)だ。
「橋本さんは、どこか昭和の大女優のような貫禄と迫力が出てきたと思います。かなり低い声で演技されていますが、ふとした時に垣間見える可憐さがあり、そこにグッと引き込まれる。一方、これまで《演技がぶりっこ》なんて言われがちだった高岡さんも、サバサバしていながらも優しく愛情深いつよは新境地だと思います」
《合戦シーンがない大河は大河じゃない》というファンが圧倒的に多いことから、「べらぼう」は放送前から苦戦を予想されていたが、序盤は小芝風花(28)、中盤は福原遥(27)、今は橋本と高岡と女優陣に支えられ、レビューサイトFilmarksでの評価は5点満点で4.0と高い。
「《初期の遊郭編より、重三郎が本屋を営むようになってからどんどん良くなった》というレビューもありますが、その通り。個性豊かな作家たちと蔦重のやり取りのおかしさ、そして当時の町の人々の暮らしなどがよく分かり、学びにもなる。先が気になる展開も多い。そこまで待てず遊郭編で離脱者が大量に出たので、今のこの数字なんでしょうねえ」(エンタメサイト編集者)
来年の大河は仲野太賀(32)主演の「豊臣兄弟!」で、合戦シーンも多いはず。離脱したファンを取り戻せるか。
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