「ばけばけ」ラスト、タエ(北川景子)の姿に衝撃…!一方、錦織(吉沢亮)はいつ“相棒”になれるのか

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2025-11-05 17:25
投稿日:2025-11-05 17:25

第6週「ドコ、モ、ジゴク。」#28

 平太(生瀬勝久)とのケンカから、旅館を出て家を借りて暮らしたいヘブン(トミー・バストウ)。その世話をする女中探しを任された錦織(吉沢亮)は、武家の娘を女中にしたいというヘブンの注文に一致するトキ(髙石あかり)に仕事を依頼する。

 高額報酬の女中、つまり洋妾(ラシャメン)になるのではと疑ったトキは、その誘いを断るのだった。その数日後、トキは街中で思いもかけない人物の姿を目にする。

【こちらもどうぞ】「ばけばけ」錦織(吉沢亮)、バカ正直にもほどがあるぞ。“どっちもできる女中”ゲスい要望がやりきれない

【本日のツボ】

タエがまさかの物乞いに!?

 ※※以下、ネタバレあります※※

 おトキにヘブンの女中になってくれ、と頼みにきた錦織。なみがヘブンに断られたのは百姓の娘だったから。ヘブンは「士族の娘がいい」と言い出したそうで、「士族の娘は武家としてのたしなみを身に着けているし、武家そのものへの憧れもあるのだろう」と錦織。そりゃあ、なみも朝から酒飲んで荒れるわ、という話でした。

「私だって無理ですけん」と断るおトキに、「20円だ」と高額報酬を持ち掛ける錦織。「花田旅館のおウメは月90銭だと言っていた。女中としては考えられない給金だろう」と。

「ですが、女中にそげにようけ支払ういうことは、ただの女中ではなく…、そげな話いうことなんですよね?」とおトキが訊ねると、「そう思って貰って構わない」と錦織。

「失礼だが、君の家は貧しいときいている。もちろん、それなりに大変で覚悟もいるだろう。だがよくよく考えてみれば、家族のためにきっと悪い話ではないと思う」と錦織。かえっておトキの怒りを買い、断られてしまいます。

 そんなおトキでしたが、貰えたかもしれない「20円」の話で、サワ(円井わん)と盛り上がるところが可愛いなあと。

桧山珠美
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TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

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