“松本人志ファン”として言わせてください。『DOWNTOWN+』は天才的だった。だが「松本、動きました」はダサかった

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-11-08 11:45
投稿日:2025-11-08 11:45

『DOWNTOWN+』の生配信でついに復活

 2024年1月から芸能活動を休止していたお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(62歳)が、約1年10カ月ぶりに活動再開。11月1日の夜に吉本興業が提供する有料配信サービス『DOWNTOWN+』で生配信を行いました。

 そんな“笑いの神”松本人志の復活を、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地さんはどう見たのでしょうか。

【関連記事】松本人志はいまや「憧れの芸人」ではない。若手芸人が話す3つの理由

  ◇  ◇  ◇

松本人志(ダウンダウン/芸人、62歳)

生配信とコンテンツを観た感想は…?

 40代中盤の筆者は、ダウンタウン・松本人志様が芸能界のゲームチェンジを行っていった様子をまざまざと見せつけられた直撃世代。

「松本人志信者」というほど熱狂的ではないものの、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)のフリートークで何度も何度も笑い転げ、『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)のコントは斬新すぎて大きな衝撃を受けました。

 松本様が監督した映画『大日本人』(2007年)や映画『しんぼる』(2009年)を、あの天才がどんな奇想天外な物語を見せてくれるのかと、ワクワクしながら劇場で鑑賞した日のこともよく覚えています。

「週刊文春」によって、高級ホテル合コンで一般女性に性的行為を強要したとする疑惑が報じられた後、松本様は芸能活動休止に入ったわけですが、こんなにもあっさりとテレビから「松本人志」が完全に消え去るとは想像できませんでした。

 筆者は当然、月額1100円を課金して『DOWNTOWN+』初日の生配信をリアルタイム鑑賞。また、配信開始された松本様によるオリジナルコンテンツ4作品も視聴しています。

 生配信のトークはブランクを感じさせず多くの笑いを取っていましたし、オリジナルコンテンツも従来の大喜利やエピソードトークのフォーマットをアレンジさせているのはさすがの一言。やはり松本人志様は笑いの天才なのだと思い知らされました。

堺屋大地
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コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
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