【台湾ルポ】台湾人の祈り方「拜拜」が酔狂的でエキセントリックすぎる!
道端にドーン!なんじゃこりゃ!?
日本からのアクセスも良く、週末や連休を利用して旅行が楽しめる海外として人気の「台湾」。台湾グルメを満喫したり、観光スポットを巡ったりと、楽しいことがいっぱいです。
そんな魅力満載の台湾ですが、道を歩いているとよく見かけるものがあります。それは「なんか燃やしたよね?」って感じの、小さめのドラム缶が…。
なんで道端で? ゴミでも燃やしちゃったの? とツッコミどころ満載ですが、「拜拜(バイバイ)」という神様へのお祈りに必要なものなのだとか。
拜拜(バイバイ)は日本語で「お祈り」の意
ドラム缶同様、歩道にドーン! と机が置かれ、その上にたくさんのお菓子や花、お線香たてが置かれているのを見かけます。
日本では見たことない状況に「なんじゃこれ?」と思うのは、日本人であれば当たり前のことでしょう。
お供物をしてお参りをする「拜拜(バイバイ)」は、日本語で「お祈り」という意味。台湾で多くの人が信仰している「道教」にルーツのあるお参り方法なのだとか。
台湾人の多くはめちゃくちゃ信心深く、占いや祈願をするのが大好きで、それこそ年がら年中、祈ってます。
寺院などで拜拜(お祈り)をするのはもちろん当たり前ですが、台湾では、なんと道端でも祈ってしまうのです。
日本でいうところの地鎮祭?
日本でも家を立てるときなどに地鎮祭をしますが、台湾ではオフィスの引っ越しや、お店の開店するときなどに、拜拜を行うのだそう。
そのとき、お店やオフィスの前の道に机を置き、即席の祭壇を自作しちゃうのです。祭壇となる机の上には、お菓子やフルーツ、ジュース、お酒などのお供物がたくさん並んでいます。
まぁ、確かに地鎮祭のときは日本でも、祭壇のようなものが作られますよね? でも、それが街なかの道端にあるっていうのは、ちょっと不思議な感じが…。
黄色い紙を燃やして商売繁盛を願う
お供え物が揃ったら、拜拜の開始! 参加する人たちにお線香が配られ、順番に神様に祈りを捧げていきます。
お祈りが終わると、登場するのが、さっきの小さめのドラム缶! ドラム缶に火をくべ、その中でお金に見立てた黄色い紙を燃やし、商売繁盛を願います。
歩道でいきなり燃え上がる炎に、祈りを捧げる人たちを見かけたら、日本人なら間違いなく「え、なに! 何かの事件!?」って思ってしまいますよね。でも安心してください! 台湾では、よーくある光景なので…。
エンタメ 新着一覧