更新日:2025-11-15 11:45
投稿日:2025-11-15 11:45
一人暮らしに大きな不安
タツジさんは一人暮らしの日常にかなり不安があるようで、首をひねりつつ続けます。
「結婚も勢いだったから、離婚も勢いでしちゃったほうがいいのかな? やっぱり一人暮らしは、不安が大きいんですよね。
掃除・洗濯・料理のどれも、ちゃんとやったことがないから、自分でできるのかなって。料理なんて今からできる気がしないし。毎日コンビニ弁当になりそう。
でも今も妻には『もう俺の分は料理しなくていい』って伝えているので、毎日外食なんですよ。まあ、同じっちゃ同じなんですけどね。
体調を崩したときや長期休暇も不安です。でもそんなのは結婚を続ける苦痛と比べたら、大したことないか」
密かに設けたある期限
タツジさんは、生活基盤を整えてから離婚届を妻に渡そうと考えています。
「急ぐ必要もないけれど」と前置きしてから“ある期限”までには離婚を成立させたいと語気を強めました。
その期限とは?
「退職金です。俺の退職金を妻には渡したくない。それなら早めに離婚したほうが良さそうだなって。俺を好きではない妻に、退職金を渡すほど馬鹿げた話はないでしょ?
だからね、それまでには絶対に離婚しますよ。そこが俺にとって“締め切り”ですね。退職金を渡さずに済む今のうちの離婚は全然“アリ”なんですよね」
◇ ◇ ◇
恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
ラブ 新着一覧
世の中にはたくさんの仕事がありますが、「プロ愛人」という職業をご存知ですか?
プロ愛人の女性たちは、お金をも...
「冷酷と激情のあいだvol.186〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合った10歳年上の恋人・ヒデナリさん(57歳・...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
結婚10周年は、夫婦にとって大きな節目。でも、世間の夫婦の中には、結婚10周年にお祝いする夫婦だけでなく、何もしないで...
40代になると「結婚を前提に付き合っている彼氏」がいる人も多いですが、どうしても結婚だけは決断できないと悩む人も…。そ...
夫の夜の店通いやハメ外しは裁けないのか――。
2023年11月、自民党青年局の懇親会で行われた過激なダンスショ...
彼氏の検索履歴が目に入ってくる時があります。そこにいかがわしいワードや動画を見つけてケンカになる人も…。けれどちょっと...
まだ結婚したばかりなのに、まったく会話なしの40代夫婦は多いようです。実際に、ネット上では「結婚1年目にして、まったく...
多様な価値観やライフスタイルが変化する中で、2022年4月より不妊治療の保険適用範囲が拡大し、人工授精等の「一般不妊治...
好きな人とのキスの相性がいいと、恋の気持ちも倍増するというもの。 でも、キスが苦手な女性もたくさんいるわけで…。「上手...
花粉症の人にとっては、つらい季節になりましたね。花粉の時期の悩みといえば、「外でのデートが楽しめない」こと。とはいえ、...
セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。普段からレスのつらさや...
近年、「結婚に恋愛感情はいらない」といった考え方が広まりつつあります。特に、婚活中の女性からすると、紹介された男性に短...
はじめまして。今回、「コクハク」で「処女」に関するコラムを書かせていただくことになった、mirae.(みれ)と申します...
近年、オンラインゲームがきっかけで、恋愛から不倫にハマる主婦が増えています。なぜ自宅でやるはずのオンラインゲームから、...
「冷酷と激情のあいだvol.185〜女性編〜」では、付き合おうという話がないままに曖昧な関係が続いてきた62歳のトシオさ...
















