日テレ菅谷大介アナの急逝に悲しみ広がる…人望厚く後輩思いの“アナウンス部の神”だった

更新日:2025-11-12 17:03
投稿日:2025-11-12 17:00

 消化管からの出血のため8日に急逝した日本テレビの菅谷大介アナウンサー(享年53)の突然の訃報に悲しみが広がっている。

 菅谷アナは7日夜、勤務を終えて帰宅した後、不調を訴え都内の病院に救急搬送。その後、容体が急変し、翌8日午後に帰らぬ人となった。

 現在フリーの藤井貴彦(53)や同局の森圭介アナ(46)らが番組で訃報を伝え、哀悼の意を示す中、同局の水卜麻美アナ(38)は、11日放送の「ZIP!」で、「いつも褒めてくれていて、謙虚な人で、私、後輩なんですけど、『水卜のこと尊敬している。僕も頑張る』って、いつも言ってくれていて……」と涙ながらに語った。

 さらに1997年の同期入社で、現在、フリーの馬場典子(51)は、「アナウンサー同期5人の中でただ1人3歳年上だったすがっちは、いつも私たちより一歩先を見て、一歩ほど引いて見守ってくれていました」とスポーツ紙で故人の人柄を偲んだ。

 中途採用ながら菅谷アナと同期入社で、編成局プロデューサーなどを経て、現在、大和大学社会学部教授の岡田五知信氏は日刊ゲンダイにこう話した。

「彼はスポーツから報道、バラエティーまで完璧にこなし、アナウンス技術はもとより、温厚な人柄で、周囲からの人望はとても厚かった。多くの日テレのアナウンサーがコメントを出していますが、後輩の面倒見もよく、社内でも多くの人から慕われていました。アナウンス部を管理する立場にありましたが、業務でアナウンス部に相談などすると、いつでも誠実に対応してくれました。まさに日テレアナウンス部の要、精神的支柱だった方です。箱根駅伝に“山の神”がいるように、彼は“アナウンス部の神”だったと思いますね」

 菅谷アナは2022年にすい臓がんの闘病中であることをSNSで公表。その後、現場復帰を果たしていた。

「いずれ『闘病記』を出して、同じ病に苦しむ人に、自分が病を克服した経緯や仕事復帰した体験を伝えることで、参考にしてもらいたいと話していました。プライベートではお子さんの教育にも熱心で、よき仕事人であると同時に、よき家庭人でした。心よりお悔やみ申し上げます」(前同=岡田氏)

 葬儀は近親者のみでとり行うという。多くの人に慕われた“アナウンス部の神”は、天国から仲間や後輩たちを暖かく見守ってくれることだろう。

  ◇  ◇  ◇

『箱根駅伝で実況の菅谷大介アナはすい臓がん克服…早期発見には管の拡張をチェックする』ほか、関連記事も必読だ。

エンタメ 新着一覧


宮沢氷魚の文面にデキ婚とは言わせない圧…イケメン続々“獲られる”幕開け
「まさかやー」と思わず声をあげてしまいました。そうです。宮沢氷魚(29)と黒島結菜(26)の事実婚発表です。 「か...
元モー娘。加護亜依様の“セクシー女優匂わせ”が冗談に聞こえないワケ
 モーニング娘。黄金期の人気メンバーだったものの、現在はお騒がせタレント化してしまっている加護亜依。昨年も週刊誌やネット...
堺屋大地 2024-01-20 11:16 エンタメ
シン・スズ子誕生!タナケンに「面白いね」と言わしめたヒロインの魅力
 喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は...
桧山珠美 2024-01-19 14:45 エンタメ
タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ
辻希美&杉浦太陽はニベアのCM…仲良しラブラブ芸能人夫婦はお金を生む
 元モーニング娘。のなかで1番の勝ち組は、やっぱり辻ちゃん(辻希美)でしょう。  先日も元モー娘。の中澤裕子、保田...