更新日:2025-11-29 11:45
投稿日:2025-11-29 11:45
キラキラネーム、シワシワネームなど年代によって異なる名前の傾向。名前が社会的ラベルになる現代では、名前を見ただけで性格や親のタイプを勝手に判断されることもあるようです。
「おばあちゃんみたいな名前」浮いていた子ども時代
「昔は“おばあちゃんみたい”って笑われたんですよ」
そう話すのは、28歳の会社員・とめ子(仮名)だ。
彼女は本名を明かすのをずっとためらってきた。名付けはひいおばあちゃんの名前から取ったもので、家族にとっては特別な意味がある。
だが、子ども時代にはそれが“ネタ”になった。
「自己紹介で名前を言うと、たいてい“本名?”って聞かれてました。小学生って容赦ないので、“明治時代!”ってからかわれたりして。親が悪いわけじゃないと分かってても、しんどかったですね」
当時の名付けトレンドは、圧倒的に“キラキラ”。「愛莉(あいり)」「心結(みゆ)」「碧空(そら)」──。
ファンタジーのようにきらめく名前が、同世代の教室にはあふれていた。
一方で、“とめ子”は明らかに浮いていた。名簿でも出席でも、先生が必ず読み間違える。笑われるのが嫌で、「下の名前で呼ばないでほしい」と頼んだこともあったという。
「とめ子って可愛くない?」レトロブームが追い風に
だが、時代は思いがけない方向に動き始める。
SNSで“レトロ可愛い”文化が盛り上がり、古着や昭和雑貨が若者のトレンドに。その中で、名前にも“逆転現象”が起き始めたのだ。
「大学に入って初めて、“え、とめ子って可愛くない?”って女子に言われたんです。正直、耳を疑いました。だって、ずっと笑われてきたんですよ?」
20代前半になる頃、彼女はSNSで“シワシワネームの逆襲”というハッシュタグを目にした。
そこには「たけし」「きぬよ」「はなえ」「とめ」など、かつて“古い”とされていた名前が並び、なぜか褒め言葉になっている。
「“和っぽくておしゃれ”“落ち着きがある”“むしろ現代に新鮮”ってコメントが多くて。時代が変わるってこういうことかって思いましたね」
関連記事
ライフスタイル 新着一覧
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
連絡ツールとして多くの日本人が使っているLINE。とても便利なのですが、中には恥ずかしい勘違いLINEを送って誤爆して...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
今年も残り1週間と少し。年末恒例大掃除の時期がやってきました! 大掃除がてら、部屋の模様替えをしようかなとお考えの方も...
みなさんは他の人のマネをするって、素直にできますか? 今は個性やオリジナリティが求められる時代ですし、なんとなく人の真...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
年の瀬が近づいてくると、なんだか日本酒が飲みたい気分になるのは私だけでしょうか? クリスマスに向けて子どものプレゼント...
早いもので2022年も暮れようとしております。良くも悪くもいろいろあった今年。来年こそは良い年にしたいものでございます...
誰だって一度や二度、遅刻の経験があるものですが、何度も遅刻を繰り返し、信頼を失いかけている人もいるのではないでしょうか...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
育ちがいい人は、普段の何気ない所作や言動に品の良さが滲み出ていますよね。穏やかで清潔感があり、ガサツな部分を一切感じま...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
若い頃からの友達関係は、結婚や出産を機に大きく変わっていくものです。特に大きな変化となるのが、出産。子持ちの女性は時間...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
















