第10週「トオリ、スガリ。」#46
松江に冬がやってきた。トキ(髙石あかり)は、はじめての松江の寒さに震えるヘブン(トミー・バストウ)を温めながら見守る。
そんな中、松江中学の生徒・小谷春夫(下川恭平)がヘブンの忘れ物を届けに現れる。寒さのあまりお風呂にいってしまったヘブンを待つ間に、交流を深めるトキと小谷。
どうやらトキと話すのが目的だったようで…数日後、トキの家の前をウロウロする小谷をサワ(円井わん)が目撃する。
【本日のツボ】
「孫がペリーのとこで働いちょるくせに」
※※以下、ネタバレあります※※
季節が変わりました。蛇と蛙も冬眠中で、土の中から見守るようです。
そんな中でも元気なのは、木刀で素振りする勘右衛門(小日向文世)。やはり、ラスト・サムライは違います。そこに「さむさむさむ」と足早に帰ってくる司之介(岡部たかし)。
「もう終わったのか、配達は?」と訊かれ、「寒くて、ちょっと…。とりあえず朝餉にしますか」と。あいかわらずのへなちょこぶりです。
松野家には借金取りの森山銭太郎(前原瑞樹)が来ていて、取り立てた返済金を数えていました。「ひい、ふう、みい…」とそこに司之介が帰ってきて、落語の「時そば」よろしくミニコントを展開。
さらには、ちゃんと借金を返済する松野家に対して、拍子抜けしたのか「貧乏人のくせに、金持ちみてえに毎月ようけ返しくさりやがって…こげにようけ返されたら商売あがったりだがね」と悪態をつき始めました。
かと思ったら、「冬だが。…寒いがね。だけん、今月は風邪をひかんように、体にようけようけ気い付けて、休み休み労わって労わって暮らせ! そんで、来月、少のう返せ」と。気遣いを見せます。
「言っとくが、お宅らの借金は宍道湖埋め尽くすほどまだまだたっぷりあるけん。調子に乗るだない。ええな、ええな」と。
銭太郎が実はいいヤツなんだというのがわかりましたが、それよりも、司之介がどれだけ借金していたのかが気になります。
そんな司之介、「今までは返済第一、健康第二で頑張ってきたが、これからは、健康第一、返済第二で頑張っていきましょう」などと、まったくどの口が言うのかと思ったら、勘右衛門が「お前、今まで返済第一で頑張ってきたか? 適当第一、迷惑第二でやってきたじゃろ」とナイスツッコミ。
「誰が、借金をこさえた?」と言われ、ぐうの音も出ない司之介でした。
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