更新日:2025-12-14 11:45
投稿日:2025-12-14 11:45
「どう?泣けるでしょ?」の連続
最後に、「感動の押し売り」です。前述のように、このドラマの肝になって欲しかった遺品整理パートですが、他の色恋沙汰やら諸問題やらサスペンス要素やらでかなり尺が短くなっています。
それでも遺品整理会社を舞台にしたのだからと、唐突に故人から遺族への胸を打つメッセージなどが放り込まれ、演技派・草彅さんの泣きの芝居も相まって、「どう?泣けるでしょ?」という作り手の意図がありありと透けて見えてきます。そのように感動を押し売りされても、てんこ盛りなあれこれを把握するのに忙しい中、気持ちが追い付きません。
役者・草彅の演技は唯一無二
このドラマで確認出来ることは、草彅さんの演技はやはり唯一無二だということです。故人の想いに心震わせたり、遺族のために感情を爆発させ絶叫したりと、断面的に見ればグッとくるものがあります。
雑音の無いシンプルなストーリーであれば、もっと役者・草彅さんの素晴らしさを堪能出来たはずで、草彅さんの無駄遣いと言われても仕方ないかもしれません。
草彅さんにはまた、テーマが明確な「僕の生きる道」をはじめとする「僕シリーズ」(カンテレ・フジテレビ系)や、モヤモヤをスカっと晴らしてくれる「戦争シリーズ」など、その演技にふさわしい作品が巡ってくることを願ってやみません。
エンタメ 新着一覧
夏ドラマで“シングルファーザー”設定かぶりで話題となった、Snow Man・目黒蓮さん(27)主演の「海のはじまり」(...
さまざまな仕事をかけ持ちし、多忙な毎日を送る優未(川床明日香)。花江(森田望智)もひ孫に囲まれ平穏に暮らす。航一(岡田...
来たる9月28日、『内村プロデュース』(テレビ朝日系)が『祝!内村光良還暦祭り 内村プロデュース復活SP!!』と題して...
最高裁大法廷では、いよいよ美位子(石橋菜津美)の事件の判決が出されようとしていた。寅子(伊藤沙莉)は早朝、よね(土居志...
2024年夏ドラマが続々と最終回を迎えています。今期も話題を振り撒いてくれた数々の作品がありましたが、みんなの率直な感...
寅子(伊藤沙莉)の名前を知る少女の祖母・佐江子(辻沢杏子)が訪ねてきて、孫を助けてほしいと寅子にすがる。
そん...
大石静氏脚本のNHK大河ドラマ『光る君へ』、クドカン節がさく裂するフジテレビ系『新宿野戦病院』など、昨今放映されている...
わたくしたちイケメン愛好者の間で、常々イケメン知事と注目しておりましたのが、北海道の鈴木直道知事、青森県の宮下宗一郎知...
桂場(松山ケンイチ)に真っ向から意見した航一(岡田将生)だが、心ならずも寅子(伊藤沙莉)にまで心配をかける事態に陥って...
2022年12月に、鳴り物入りで韓国大手事務所「HYBE」傘下の「NAECO」に移籍したものの、今年8月、2年も経たず...
【この写真の本文に戻る⇒】真田広之も“シタ夫”経験者…裏切られたサレ妻が離婚後も「また一緒にいたくなる男」にある共通点
元明律大学女子部の一同が、久しぶりに寅子(伊藤沙莉)の家で顔を合わせる。涼子(桜井ユキ)は司法試験に挑戦していた。皆、...
ランジャタイ・伊藤幸司(38)が未成年との不適切な関係を持ったことを暴露され、芸能活動を休止した。過去を振り返れば、伊...
香淑(ハ・ヨンス)は、原爆被害に遭った外国人への支援を始めることを決意する。一方、寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は...
9月11日、NEWSポストセブンが、元AKB48のゆきりんこと柏木由紀さん(33)と、お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんの...
伊藤健太郎が帰って来ました。これは朗報です。あの不祥事からかれこれ4年。本人も充分反省しているようですし、そろそろ許し...
















