日テレが決して明かさない国分太一案件の内幕…プライバシーを盾にスピード処分のモヤモヤ

更新日:2025-12-09 17:03
投稿日:2025-12-09 17:00

 元TOKIOの国分太一(51)コンプライアンス違反問題は、日本テレビが頑として事情を明かさないため、ますます憶測と波紋が広がっている。

 国分が会見で12回も繰り返した「答え合わせを」発言に、日本テレビの福田博之社長(64)は「答え合わせするまでもない、答え合わせは難しい」と完全拒否。事の詳細を明かさないために詮索は広がるばかりである。

 週刊文春によると、ロケ先で抱きついてキス、自身のわいせつ画像を送るなど2人の女性スタッフに嫌がらせ行為を行ったというが、今までは事件は起きなかったのか。

「番組当初からロケは男性や、TOKIOより年長者ばかりの現場だったと聞いています。それは“藤島ジュリー景子さんのスタッフチェック”があるからで、長期ロケで間違いが起きないよう、女性、特に若手女性は意図的に外していた。またジャニーズタレント好きがスタッフとして紛れ込む可能性もあるのでチェックはかなり厳しかった。ところが2023年のジャニー喜多川氏の性加害報道でジャニーズ事務所が崩壊し、ジュリーさんが表舞台から消え、抑止力が働かなくなった。コロナ後、現場に若い女性が増えたのも遠因にはなっていますが」(番組事情を知るテレビ関係者)

 しかし、若い女性スタッフが加わったからといって、コンプラ案件になるとは限らないが……。

「昔の日テレのプロデューサー陣はこういう現場で羽目を外さないよう、風紀委員的な立場で監督していて、制作会社のスタッフがタレントと繋がることはなかった。事件が起きたのは、社員プロデューサーの監督責任でもある」(前出のテレビ関係者)

 気づけば現場の最年長者になり、ジュリー氏の監視の目も外れ、誰も口答えしない“裸の王様”と化した国分だが、日テレのスピード処分には当初から疑問の声があがっていた……社内事情を知る法務関係者は「最初から最後まで弁護士帯同で話を進めるべきだった」としてこう続ける。

「本来は『弁護士帯同で』とだけ伝えて、来社してもらい、機密保持契約を結び、そこから話を詰めるべきだった。“プロデューサーの交代”という別の理由で呼び出すだまし討ち、タレント1人を日テレ側の弁護士、コンプライアンス担当者、番組担当で取り囲むのはやり過ぎでしょう」

 プライバシーを盾に、徹底して面談に応じない日テレには何があるのか。

「昔の日テレなら社員プロデューサーや担当役員も責任の一端を問われたはずですが、福田社長になって変わってしまったのか。被害女性は制作スタッフ、知名度の高い女子アナではないので、関係者がSNSを発信しさえしなれば、個人を特定できないようにすることもできたはずです」(広告代理店)

 松岡昌宏(48)は、文春のインタビューで、処分後説明のないまま収録が続く日テレに「何がどうダメなのか。明日は我が身ですよね、どの芸能人も……」と疑問を投げかけた。

 モヤモヤを抱えているのは、元TOKIOのファンだけではなさそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 国分太一自身にも問題はあるが。関連記事【もっと読む】“潜伏生活”報道の国分太一「ジャニー氏の影響」色濃く…“答え合わせ”連呼会見で見過ごされた本質と問題点…も合わせて読みたい。

エンタメ 新着一覧


大泉洋こそ“真のモテ男”じゃないか?「かくかくしかじか」の圧倒的な存在感に新たな一面を見た
  先日、いろんな意味で話題の映画「かくかくしかじか」を鑑賞してまいりました。「東京タラレバ娘」や「海月姫」などのヒット...
「あんぱん」のぶ、“落とし前”の付け方はそれでいいのか。次郎役の中島歩はあまりにも素晴らしかった
 終戦から5か月が経ち、国民学校ではGHQの指導のもと軍国主義教育からの転換が図られる。のぶ(今田美桜)は病気が一向に回...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
『バチェラー6』第8話(最終話)を正直レビュー! ラスト予想、当たった人いるの? 制作サイドにまんまと騙されました
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第8話。本編最終回です。小田...
中村未来 2025-07-25 15:23 エンタメ
曽田陵介、FANTASTICS佐藤大樹と“縁”に驚き「青春時代の人が隣にいた!」甘酸っぱい中学生の頃
 2019年に俳優デビューをきっかけにドラマ、映画、舞台とさまざまな作品に出演。そして先ごろ放送を終了した『いつか、ヒー...
望月ふみ 2025-06-23 07:00 エンタメ
【募集】2025春ドラマの感想は? 面白かった&ガッカリを教えて!『対岸の家事』『最後から二番目の恋』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「面白かった」作品や「...
72歳、ザ・ぼんち里見まさとに“若い女子”が熱狂。イケジジブームが来るか? 老害にならずモテる大人の魅力
 去る5月17日フジテレビ系で放送された結成16年以上の漫才師による大会『THE SECOND~漫才トーナメント~・グラ...
「あんぱん」ここがヘンだよ、戦争パート。のぶが夫に駆け寄らないのはなぜだ?
 次郎(中島歩)からの便りに顔を輝かせるのぶ(今田美桜)だったが、それは海軍病院からだった。のぶが不安な気持ちで病室に入...
桧山珠美 2025-06-21 12:55 エンタメ
『バチェラー6』第7話を正直レビュー!石森さんの“事実発覚”に全視聴者が驚いた…。辻󠄀本さんの高度な会話テクにも注目
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。第7話は、クアラルンプールへ久次米...
中村未来 2025-06-21 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第6話を正直レビュー!小田美夢の“あまりにあざとい”テクニック。キス連発は最初から決めてた?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第6話。前回のラストで、早朝...
中村未来 2025-06-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」清(二宮和也)は出る出る詐欺じゃなくて一安心。岩男とリンはやっぱり“チリンの鈴”だった
 銃撃された岩男(濱尾ノリタカ)は、嵩(北村匠海)にリンはよくやったと言って息絶える。八木(妻夫木聡)は、リンは親のかた...
桧山珠美 2025-06-19 17:28 エンタメ
『バチェラー6』第5話を正直レビュー。自然体の笑顔をやっと見れた。で、なんで突然キスした?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第5話。もう折り返しなんて早...
中村未来 2025-06-19 06:00 エンタメ
令和ロマンくるま、吉本退所でも絶好調の今。もう一度「M-1」優勝を狙ってみてはどうか
 4月末で吉本興業との契約を終了した令和ロマン高比良くるま。一時期活動休止していたが、5月末には復帰。現在、精力的に活動...
帽子田 2025-06-19 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第4話を正直レビュー。石森さんまさかの本命? みんな久次米さんの魅力をもっと伝えて~!
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第4話。ホワイトローズを受け...
中村未来 2025-06-18 06:00 エンタメ
奥平大兼、世間とのギャップに戸惑い「僕のプライベートを見たら驚くと思う」悩んだときの考え方は?
 長澤まさみさんと共演した映画『MOTHER マザー』でのデビューに始まり、映画やドラマで常に心に残る芝居を見せている奥...
望月ふみ 2025-06-18 06:00 エンタメ
田中圭ショックか?木梨憲武、玉木宏ら「夫婦円満」をアピールするイケメンたち。向井理も丸くなった
 サントリー「角瓶」のCMが新しくなりましたね。「♪ウィスキーがお好きでしょ」の歌をバックに、バーテンダーの井川遥と客の...
「あんぱん」嵩(北村匠海)と健ちゃん(高橋文哉)コンビが心強い。岩男には“嫌な予感”しかない…
 嵩(北村匠海)は、絵の才能を見込まれ宣撫班勤務を命じられる。宣撫班では紙芝居を見せていた市場でひと騒動があったといい、...
桧山珠美 2025-06-16 16:45 エンタメ