2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも

更新日:2025-12-12 17:03
投稿日:2025-12-12 17:00

 2025年、日本中を沸かせたNHK朝ドラ「あんぱん」。ドラマを牽引した2人の若き女優に、相次いで暗雲が立ち込めている。一人は「大人のカネ事情」に巻き込まれ、もう一人は「愛と我が道」を暴走。対照的な“場外乱闘”が勃発しているのだ。

 まずはヒロイン・朝田のぶ役を完走し、国民的女優の座を不動にした今田美桜(28)。彼女の足をすくったのは、所属事務所を巡る生々しい金銭トラブルだった。

「11月中旬、今田さんの現所属事務所が、約3億円のCM出演料の支払いを求める訴訟を起こされた一件です。訴えた音楽出版社は、デビュー当初から今田さんのキャスティングに尽力した見返りとして『CM出演料の3割を支払う』という取り決めがあったにもかかわらず、その支払いが滞った挙げ句、一方的な契約終了通告があったとしています。原告は『芸能界のドン』率いる有力グループ企業として知られ、業界の“仁義”を欠いたのではないか等の臆測も流れ、今田さんのタレント活動にも支障が出かねない状況ともみられています」(民放編成関係者)

 今田といえば、その好感度の高さから2025年の「CM起用社数ランキング」(ニホンモニター)で15社を数え、総合4位。ビデオリサーチが集計の「年間CM露出タレントランキング(秒数)」では初の1位となり、前年13位から大きく順位を上げ「事実上のCMクイーン」と評されている。​2026年はさらにこの勢いを強めるとみられていた。

「とはいえ、今回の訴訟沙汰の展開次第ではどうなるか分からないと思いますよ。もちろん訴訟の当事者は事務所同士であり、今田さん本人は訴訟の当事者ではなく、あくまで『契約の対象となるタレント』という立場にすぎません。それでも​CM起用企業やテレビ局が『コンプライアンスリスク』と見なして起用を様子見する可能性もゼロじゃない。スポンサー企業は『訴訟』や『金銭トラブル』といったワードを極端に嫌い、タレント価値が損なわれたと判断すれば今後、契約更新の保留や新規オファーの凍結という事態になったりしかねず、とりわけ外資系配信ドラマなどは権利関係に厳格とされるだけに、世界進出やグローバル展開も頓挫しかねないとみられています」(前出の民放編成関係者)   

 本人のあずかり知らぬ場所で、キャリアの絶頂に冷や水が浴びせられた格好だ。

 不運なトラブルに泣く今田に対し、自らの意思で周囲を振り回しているのが同ドラマでブレークした河合優実(24)。かねて噂のあった俳優・池松壮亮(35)との交際が、いよいよ最終局面に入っている。

「写真誌に同棲を撮られましたが、池松側は隠すそぶりもなく、事実上の交際宣言ともとれる対応でした。河合サイドもなんら否定しておらず、一部で『若すぎる』という声も出ていますけど、結婚へ向け、2人の関係性や信頼の深さから、多くのメディアやファンは肯定的な意見を示しています。もっとも、所属事務所とすれば、これから稼ぎ頭として売り出したい金のタマゴなのですから、もろ手を挙げて祝福とはいかないはずです。結婚までは既定路線にしても、そこにオメデタなどがついてくると、彼女のタレントイメージは変わってきますからね」(芸能プロ関係者)

 しかし、当の本人はどこ吹く風という見方も業界にはあるらしい。
「河合は安易なバラエティー出演などを拒み、作品本位のスタンスを貫く職人肌で知られ、私生活においても事務所のコントロールを受け付けない強心臓ぶりを見せているそうです。さらに『女優業と私生活は別』という意識が強く、結婚で仕事が減るならそれも本望と腹をくくっているのかも知れない。かつて人気絶頂でマイクを置いた山口百恵さんを彷彿とさせる潔さですが、事務所にとってはたまったものではない。下手に私生活に口を出して彼女を怒らせ、独立なんて言い出したら目も当てられないでしょうし、大変でしょうね」(前同)

 事務所の“不始末”でキャリアに急ブレーキがかかる今田と、仕事も私生活も所属事務所に頼らず、独立志向の女優河合。「あんぱん」で見せた笑顔の裏で進行する2人のドラマは、2026年の芸能界に大きな波紋を広げそうだ。 

  ◇  ◇  ◇

 予断を許さない今田美桜の今後だが、どのように推移していくのだろうか? 関連記事【もっと読む】今田美桜“もうひと脱ぎ”でトラブル対処の荒技プラン…「3億円訴訟報道」と写真集10万部快挙の攻防…では、その行く末を占っている。

エンタメ 新着一覧


ドラマ『しあわせな結婚』の奇妙な違和感。松たか子らの“ちぐはぐさ”は計算どおりなのか?
『光る君へ』『ふたりっ子』『大恋愛』などで知られるベテラン脚本家・大石静さんの完全オリジナル作品として、夏ドラマの中でも...
「あんぱん」六原永輔=永六輔の“言葉”に違和感が…。いせたくや(大森元貴)らの記憶力も凄すぎる
 のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)は互いに隠していたことを打ち明け、新たに前を向く。それから7年の歳月が流れ――、未だ漫...
桧山珠美 2025-08-13 18:06 エンタメ
【芸能クイズ】ヒントは有名コンビ!「佐藤嘉彦・粋子」が本名な芸人は誰でしょう?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
空前のオカルトブーム! 大人も楽しめる「夏のホラーアニメ」3選。平成の“トラウマ級”作品が令和にリメイク
 近年、小説や映画を中心に巻き起こっているホラーブーム。Web記事から単行本化された小説を原作とし大ヒット映画となった「...
ヒカキンは本当に“聖人”だったのか? 炎上騒動で見えたトップYouTuberの人間くささ
 日本を代表するYouTuber・HIKAKIN(以下、ヒカキン)が、パクリ動画を公開したことで炎上しました。  ...
堺屋大地 2025-08-14 10:37 エンタメ
「あんぱん」のぶの不器用設定はどこへ? ボツ原稿を持ち歩く嵩…まだまだあるクエスチョン
 独立した嵩(北村匠海)は独創漫画派という集団に所属し、そこで割り振られた仕事をこなしていた。だが、決して順調とは言えな...
桧山珠美 2025-08-11 17:03 エンタメ
キンプリ岩橋玄樹、A.B.C-Z戸塚祥太ら夏の深夜ドラマ、極上イケメン4選。“フェミ男”の二世息子も俳優デビュー
 常夏の国、ジャパン 日本列島沸騰中です! 連日、熱中症警戒アラートが発令し、無駄な外出はしないようにと呼びかけます。コ...
1位の道枝駿佑を抜いた!2025年上半期「国宝級イケメン」を検索数でランキング。最も調べられた日の出来事は
 7月15日、「ViVi国宝級イケメンランキング 2025年上半期」(以下、「ViViランキング」)が発表されました。N...
こじらぶ 2025-08-10 11:45 エンタメ
「あんぱん」手嶌治虫(眞栄田郷敦)と運命の出会い…だけど。“靴紐”シーンは何かの伏線なの?
 嵩(北村匠海)はカフェで打ち合わせをしていた手嶌治虫(眞栄田郷敦)に声をかけられる。いたたまれない気持ちで会社に戻った...
桧山珠美 2025-08-09 10:38 エンタメ
山田裕貴、“気持ち”を考え続けて撮影に挑んだ。W主演の堤真一に「恥ずかしくて聞けないこと」とは?
 太平洋戦争末期の沖縄で、アメリカ軍に追い詰められて木の上に身を潜めた日本兵が、終戦を知らないまま2年間にわたって潜伏生...
望月ふみ 2025-08-08 11:45 エンタメ
「あんぱん」健太郎(高橋文哉)闇市→ディレクターへ謎すぎる大出世。スピンオフに期待していい?
 嵩(北村匠海)の漫画が入選し、大喜びののぶ(今田美桜)。嵩はのぶの笑顔がうれしくてたまらない。そんな中、蘭子(河合優実...
桧山珠美 2025-08-05 16:53 エンタメ
お受験界隈が「神回」と絶賛。藤本美貴、澤部ら芸能人はなぜ私立を目指す?『しくじり先生』で語られた“二世”息子の壮絶エピソード
 実業家の岸谷蘭丸(24)さんが7月25日深夜に放送された『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(ABEMA・テレビ朝日...
「あんぱん」ミセス大森、キター!! 誰もが知る名曲がどう生まれるのか? のぶのパヤパヤ感はちょっと不安
 のぶ(今田美桜)は鉄子(戸田恵子)の秘書として多忙な日々を送っていた。嵩(北村匠海)も三星百貨店の宣伝部で一目置かれる...
桧山珠美 2025-08-04 21:25 エンタメ
高野洸は同郷の大スター“藤井フミヤ”を追いかけたい。実は過去2回の紅白出場、3度目を目指す目標とは
 ミュージカル『刀剣乱舞』の主演や、近年では帝国劇場での舞台『キングダム』主演など、舞台を中心に、歌手やダンサー、俳優と...
望月ふみ 2025-08-05 12:03 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)初めてのチュウ、少しズレてなかった? 2人の“長屋生活”でいろいろ気になる点も
 朝田家、柳井家の女性陣が集結し、のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の結婚のお祝い会が開かれる。にぎやかに宴会が進む中、お...
桧山珠美 2025-08-02 13:13 エンタメ
「あんぱん」嵩の“三星百貨店 包装紙”誕生秘話にそうだったのか!プロポーズよりそっちに感心
 就職した嵩(北村匠海)は、複雑な表情ののぶ(今田美桜)に漫画は描き続けると言って安心させる。一方のぶは、法の整備が進む...
桧山珠美 2025-07-30 16:25 エンタメ