国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり
【続続・あの有名人の意外な学歴】#6
松村北斗
◇ ◇ ◇
「およそジャニーズらしくない」
旧ジャニを長年取材してきた女性誌記者がこう評するのはSixTONESの松村北斗(30)だ。ジャニーズを目指したのは地元・静岡県島田市の公立小学校5年の時。ドラマ「クロサギ」(TBS系)を見て、主演の山下智久(40)みたいになりたいと思ったのだ。さらに同年、NEWSのコンサートに行き、そのカッコ良さにしびれ、入所するしかないと決意。さっそく、事務所に履歴書を送った。
「促したのは母親。といっても、積極的にジャニ入りを勧めていたわけではなく、現実を息子にわからせようという意図だった」(女性誌記者)
母が予想した通り、事務所からのリアクションはまったくなかった。再び履歴書を送ったが、やはり“なしのつぶて”。書類審査はジャニー喜多川社長(当時)の役目だった。履歴書と写真にざっと目を通し、オーディションに呼ぶ候補をピックアップしていくのだ。
「STARTO ENTERTAINMENTの美男子ランキングではいつも上位にくる松村ですが、ジャニーさんのセンサーにはまったく引っかからなかった。アイドルとしての未来がイメージできなかったのでしょう」(女性誌記者)
松村は23日発売のファッション雑誌「ViVi」(2.3月合併号)に掲載される人気企画「ViVi国宝級イケメンランキング」2025年下半期のADULT部門1位にも初めて輝いた。
といっても、ジャニー氏が応募者の書類に目を通す時間は1人当たり数秒にすぎない。その頃になると、男子アイドルの登竜門として、履歴書が山のように事務所に送られてくるようになっていた。その数は常時、数万に及んだ。「よほど飛び抜けた存在であればともかく、応募してくる少年たちは粒が揃っているので見過ごしてしまうこともしばしば」(同)なのだ。
地元の公立中学に進学した松村は「これが最後」と決め、3度目の応募をした。しかし、今回もジャニー氏の目にとまることはなく、履歴書は処分されるのを待つだけになっていた。ただ、幸運だったのは、まもなく捨てられる書類が積み上げられた一番上に松村の履歴書が置かれていたことだった。スタッフの一人が気づき、もったいないとジャニー氏に進言。オーディションを受けられることになり、見事合格したのだった。
高校は私立共学校の杉並学院に入学。2学年上には元Sexy Zoneの中島健人(31)がいた。同校を3年間で卒業した中島に対し、松村は2年の途中で堀越高校に転校している。ドラマ「私立バカレア高校」(日本テレビ系)への出演などで急激に忙しくなり、出席日数が不足。留年の恐れも出てきて、芸能活動と学業の両立がしやすい堀越に編入したのである。
「松村さんが偉いのは1年生からやり直している点。1歳下の生徒たちと机を並べるのをいとわなかった。成績も抜群に良かったと聞いています」(堀越関係者)
堀越を卒業した松村は亜細亜大経営学部に進学。1年の時にSixTONESが結成され、ますます忙しくなったが、今度は4年間できっちり卒業している。
(田中幾太郎/ジャーナリスト)
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