郷ひろみ「今年でひと区切りつけたい」と紅白歌合戦からの“勇退”を発表! ザワつく会見で語った胸中とは…

更新日:2025-12-30 17:03
投稿日:2025-12-30 17:00

「えっとそうですね。あのその前に皆さんにちょっとご報告をしなきゃならないことがありまして…」

 12月29日、大みそかの第76回NHK紅白歌合戦のリハーサル2日目が東京・渋谷のNHKホールで行われ、郷ひろみ(70)から突然の「勇退」発表があった。NHKからの代表質問で「今年の紅白にかける意気込みをお願いします」と向けられた郷は冒頭のように語り出し、ちょっと周りを見渡してから、こう続けた。

「今回をもってひと区切り付けたいと思っています。僕が出演させていただくことで、そういう機会をいただいた皆様、そしてそれを応援してくださった皆さんに心から感謝いたします」

 1973年の初出場で「男の子女の子」を歌って以来、紅白のステージは出場38回目、歴代7位、白組では5位という“レジェンド”。会場がザワつく中、大きな決断をした胸中を聞かれ、こう打ち明けた。

「本当に紅白歌合戦というのは、僕にとって、特別なステージなんですよね。挑戦でもあり、自分が成長できる場であったと思うんです。そして、僕自身がそういうふうに感じたように、これから若い人たちが同じような気持ちで挑戦し続けてほしいって思ったんです。それが僕にできることかなって。そうやって若いアーティストの皆さんの後押しをするという」

■後進に道を譲るという、古稀を迎えての大決断

 郷は今年10月18日の誕生日で古稀を迎えたばかり。そのあたりを聞かれると、頷いて「本当に自分がこう70になってみて、そういう節目っていうのが今年かなっていうふうに思って」と答えた。「勇退」決意は郷から紅白スタッフに伝え、話し合いを重ねたそうだ。

「まあ、でもね、紅白歌合戦のステージは最後なんですけど、郷ひろみとしては終わるわけではなくて、情熱は全く消えないんで、これからもファンの皆さんと同じ景色を眺めていきたいなっていう風に思っています」

 紅白カラーでの登場を指摘されて嬉しそうに微笑み、ことし1年を漢字一文字でとのリクエストにこう応えた。

「再来年が僕がデビューしてから55年になるんですよね。自分の中ではポップ、ステップ、ジャンプっていう風にあの位置づけてるんですよね。だからそうだな、漢字一文字どってのは、動く、動く。まだまだ動くっていうことも込めて、原動力とかないろんな意味があるんですけども、動くっていう『動』っていうのはどうでしょうか」

 漢字一文字で今年を表現する際、最後に「動く=ドウッ!」と元気よく声に出した郷。古希とは思えぬ変わらぬ若々しさ、勢いが会場に伝わり、一部から拍手が起こっていた。

  ◇  ◇  ◇

 紅白リハーサル速報などを【関連記事】に集めている。合わせて読みたい。

エンタメ 新着一覧


夏ドラマ、何見てる? 斎藤工『誘拐の日』には“顔面偏差値が高い”の声。TV版『ちはやふる』の評判は?
 2025年夏、注目の新ドラマシーズンが開幕しました。話題の続編や名作のリメイク、そして新感覚のオリジナル作品と、見逃せ...
「あんぱん」のぶと八木にラブコメ展開の予感がする…! 嵩には“ジェラシー”がよく似合う
 ハンドバッグを渡しそびれた嵩(北村匠海)に、蘭子(河合優実)はなぜのぶ(今田美桜)に気持ちをぶつけないのかと尋ねる。羽...
桧山珠美 2025-07-22 18:32 エンタメ
「あんぱん」ヤムさん(阿部サダヲ)の変わらぬ風貌が謎だ。釜じいの“一言”が今回のハイライト
 釜次(吉田鋼太郎)の葬儀が営まれる中、草吉(阿部サダヲ)が姿を現す。またあんぱんが食べたいと言うのぶ(今田美桜)たちに...
桧山珠美 2025-07-19 11:15 エンタメ
「あんぱん」紅白未出場、浅田美代子の歌唱をここで聞けるとは。吉田鋼太郎の笑顔もグッとくる
 三姉妹揃っての朝田家ご帰還。朝ということは、蘭子(河合優実)は昨夜、のぶの家にお泊りしたのでしょうか。ならば、久々の三...
桧山珠美 2025-07-17 17:39 エンタメ
選挙 行ってみなきゃ言えなくね? 人気男性グループが“ラップ”で投票を呼びかけ「最高!」「こんなアイドルいる?」と反響
 7月20日に行われる第27回参議院議員通常選挙(以下、参議院選挙)を控え、11人組ボーイズグループ・INIの池崎理人さ...
「あんぱん」薪鉄子が持つ“小道具”の細かさに気づいた? すれ違いコントは見なかったことにします
 鉄子(戸田恵子)からの電話に出た東海林(津田健次郎)は、ひとり考え込んでいた。鉄子がそんなに怒っていたのかと、慌てて謝...
桧山珠美 2025-07-16 17:31 エンタメ
もはや『M-1』は芸人だけのものじゃない? 万博、地方創生…吉本が目指す“次のフェーズ”
 6月25日、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2025』(テレビ朝日系)の開催会見が東京・渋谷よしもと漫才劇場で開かれ...
令和ロマン・高比良くるまが“騒動”で得た「天下を獲る」ために必要な武器
 オンラインカジノ問題をめぐって活動を休止していた令和ロマンの高比良くるまさんが4月28日、約2か月ぶりに復帰しました。...
田原俊彦よ、「※ただしイケメンに限る」はもう通用しない。世のオジサンは彼の“勘違い”から学ぶべし
 6月15日放送の『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)にて、ゲスト出演した田原俊彦が、女性アナウンサーにセクハラを...
堺屋大地 2025-07-14 11:50 エンタメ
【募集】夏ドラマ何見る? 期待してる&ガッカリを教えて!『ひとりでしにたい』『ちはやふる』『しあわせな結婚』etc
 コクハクでは2025年名夏ドラマを対象としたアンケートを実施します。7月よりスタートする夏ドラマ、「期待している」「面...
「あんぱん」嵩らの“腹痛”は史実とちょっと違う? 懐かしい2人の登場には狂喜乱舞! 生きていてよかった…
 東京に到着したのぶ(今田美桜)たちは、さっそく聞き込みを始めるが「ガード下の女王」はなかなか見つからない。みんなで屋台...
桧山珠美 2025-07-11 18:33 エンタメ
「あんぱん」メイコ、夢はお嫁さんでいいのか? 健太郎(高橋文哉)ともう1人の“三角関係”を妄想する
 東京出張の前日。みんなで取材する代議士の資料を確認していたのぶ(今田美桜)は、岩清水(倉悠貴)が話す「ガード下の女王」...
桧山珠美 2025-07-10 18:34 エンタメ
timelesz、新体制が“古参ファン”に受け入れられる日は来るのか? 旧ジャニ「シャッフルメドレー」不参加の賛否
 7月5日、櫻井翔(43)が総合司会を務める音楽特番「THE MUSIC DAY 2025」(日本テレビ系)が放送され、...
こじらぶ 2025-07-10 11:50 エンタメ
石田ひかり53歳、今を生きる女性に伝えたい“楽しく生きていく”ためのメッセージ|映画『ルノワール』
 1986年のデビューから、映画『ふたり』『はるか、ノスタルジイ』や、連続ドラマ『悪女』、連続テレビ小説『ひらり』、『あ...
望月ふみ 2025-07-10 11:50 エンタメ
『あんぱん』ツダケンの“にゃあ”が秀逸だにゃあ!「月刊くじら」には色々とツッコミどころもあるが
『月刊くじら』創刊号は2日で2000部を売り切り、好調な滑り出しを見せる。嵩(北村匠海)は『月刊くじら』編集部に異動に。...
桧山珠美 2025-07-09 17:00 エンタメ
【10万いいね】鈴木えみ、20年前→現在の比較写真が“美しすぎる”と絶賛「変わらなすぎ!」「今の方が可愛い説まである」
 ファッションモデルから俳優業まで、幅広い分野で活躍する鈴木えみさん(39)。2025年7月7日に自身のInstagra...