「ばけばけ」光射すおタエ(北川景子)が神々しい。“だらくそが~!”でめでたしめでたし…か?

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2026-01-10 11:34
投稿日:2026-01-10 11:34

第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」#70

 家族顔合わせ。錦織(吉沢亮)が見守る中、司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)の松野家と、タエ(北川景子)と三之丞(板垣李光人)の雨清水家、両家の挨拶が進んでいく。

 そんな中、ヘブン(トミー・バストウ)が突然「カゾク、ナル、デキナイ」と言い出す。ヘブンはトキ(髙石あかり)の隠し事にスッキリせずにいた。ヘブンの発言にトキは……。

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【本日のツボ】

「だらくそがー」

 ※※以下、ネタバレあります※※

「カゾク、ナル、デキナイ…」とヘブンの思わぬ発言で和やかなムードが一変しました。「ウソ、キライ! ウソ。ミンナ、ミンナ、ウソツキ!」とヘブン。

「パパサン ササエル ユッタ。ラストサムライ オオブネ ユッタ」「シャッキン アル!」

「サンノジョウ シャチョウ ナイ」

「ワタシ シル ナイ」「トキサン カエス シテタ」「サンノジョウ オカネ ワタシタ…」「オトキサン ウソツキ!」

 自分に隠し事をしているおトキが許せないというより、嘘をつかれていることが寂しかったのでしょう。

 日本通といえども、錦織に言われた「建て前」はさすがに理解できなかったというか……。

 この時の、ヘブンにそのことを伝えた錦織の「しまった」という表情も見逃せません。「自分のせいで破談になったらどうしよう」。内心ドキドキだったのではないでしょうか。

 ヘブンのボルテージが上がり、どうなることかと思ったら、「ウソツキ」呼ばわりされたおトキも黙っていません。

「ふたつの家を私が支えちょります。そのことは黙っちょりました。でもそれは、お金のために一緒になったと思われたくなかったからです。ただそばに…。だけん、一緒になったとわかって欲しかったからです」。松野家に借金があること、雨清水家にお金を渡していること、すべてぶちまけます。

 真っ直ぐにヘブンを見つめ、「こげな嘘もついたら駄目ですか? 嘘つきですか!」と詰め寄るおトキ。その迫力に圧倒されました。

 おタエと三之丞がわかり合い、おフミもヘブンに、おタエがおトキの生みの母であることを打ち明けます。「おトキの母親の雨清水タエ様です」。おタエもあらためてヘブンに頭を下げます。

「ワタシ…ママ、ハヤク…ワカレル アリマシタ。ダイスキ、ママサン フタリ ウレシイデス。ハッピーデス」。おタエとおフミのほうを交互に向いて微笑むヘブン。隠し事が無くなったことで、怒りも静まったようです。

桧山珠美
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TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

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