松嶋菜々子ドラマは2ケタ発進、玉木宏は6%台…テレ朝化を狙ったフジ木10の“実験”は苦戦中

更新日:2026-01-10 17:03
投稿日:2026-01-10 17:00

 1月5日放送の松下奈緒(40)主演のサスペンス「夫に間違いありません」(カンテレ・フジテレビ系=月曜夜10時)を皮切りに、冬ドラマ戦線がスタート。8日には松嶋菜々子(52=写真)主演「おコメの女―国税局資料調査課・雑国室―」(テレビ朝日系=木曜夜9時)、玉木宏(45)主演「プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮」(フジテレビ系=木曜夜10時)の初回が相次いで放送された。

「くしくも『調査』の2文字が入ったタイトルが並びました。割と実験的な作品が多かったフジ木10が、テレ朝のお家芸的な路線をやるのは珍しいですね」(テレビ誌ライター)

 実際、放送前のXでは《フジ木10のタイトル、テレ朝かと思った》なんてコメントも複数あった。

「おコメの女」は松嶋が国税局の敏腕調査官に扮し、あの手この手で脱税する不届き者の手口を暴いていく《社会派・痛快エンタメドラマ》(公式サイトから)。一方、「プロフェッショナル」は玉木が凄腕保険調査員にふんし、保険にまつわる悪を退治していく《痛快エンターテインメント》(同)――売り文句まで似ている。

「近年は実験的な作品を並べて、“攻めた”印象のあるフジ木10。昨年は昭和初期を舞台にほのぼのとした新婚夫婦を描いた『波うららかに、めおと日和』が話題になりました。そんな木10が定番中の定番をやるのは、きっと理由があるはず」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「似ているからといって“対決”扱いするつもりはありませんが」と前置きしたうえで、こう続ける。

「敏腕で空気を読まない主人公と、それに振り回される若手、個性的キャラのチームという基本構成は、“探偵もの”の王道中の王道。悪者の分かりやすさやちょっと笑いを入れる緩急のバランスも、テレ朝木9が『ドクターX』や『緊急取調室』で培ったフォーマットに沿っています。もっと言っちゃうと、時代劇やヒーローものの基本構造そのままなんですね。テレビをリアタイ視聴する層にはこれが一番見やすいという判断なのかもしれません」

 昨年の“あの件”が大打撃になったフジテレビにとっては、なりふり構わず目先の数字はほしいというところか。

「ネットで話題になる仕掛けに重きを置くドラマが増えている中、王道で勝負するのはかなり勇気がいること。確かに話題にはなりにくいかもしれませんが、“お金”に関する不正を暴くことに“痛快さ”を感じる視聴者はいます。そこに向けて丁寧に作っていれば、数字はついてくるはずです」(前出の亀井徳明氏)

 初回の世帯視聴率は「おコメの女」が10.0%と2ケタ好発進、「プロフェッショナル」が6.5%とこちらもまずまず(いずれも関東地区=ビデオリサーチ調べ)。「ドクターX」のようなシリーズ化をもくろむテレ朝木9と、“実験”としてテレ朝に寄せてみたフジ木10。この数字はどう判断されるのか。

  ◇  ◇  ◇

 2ケタ好発進で貫録を見せつけた松嶋菜々子だが、“黒歴史”が存在するという。関連記事【もっと読む】松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害…では、本人の“受難”について伝えている。

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