「あまりに生々しかった…」45歳、ハイスぺ男の誤算。彼女のPCに残された“年下男”との記録

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2026-01-16 11:45
投稿日:2026-01-16 11:45

悔やまれる一言

 涼一さんは仕事ができるタイプではなく、どちらかといえば、穏やかなムードメーカーだったという。

「冴子が焦る気持ちも分かりました。ネクタイを選ぶのも理解できた。そのうえ、僕は余計なことを言ってしまったんです。

 ――涼一の出来しだいで、冴子の評価も変わる。頼むぞ。

 あのひと言が、彼女のスイッチを入れてしまったのかもしれません」

 それ以降、輝明さんと冴子さんの距離は急速に遠のいていった。

「僕が『今日は早めに終わるから、夕食を作って待っているよ』と言っても、『残業になるから、家には来ないで』と断られるようになりました。

 彼女は涼一をクライアントとの打ち合わせに同行させ、仕事終わりに食事へ行くことも増えていたようです。僕の言葉が、彼女の世話役熱を煽ってしまった。後悔しました。

 年末年始も、彼女は実家に帰らず東京にいて…LINEは既読になっても返信が来ない。避けられているのは明らかでした。『別れたい』と連絡が来たのは、年明けすぐです」

確かめずにはいられない!

 慌てて電話をかけても、出てくれなかったという。仕事始めに顔を合わせても、事務的な会話のみ。夜遅くまで、冴子さんと涼一さんが一緒に残っている姿が目についた。

 ――結果、輝明さんはしてはならない行為に踏み込んだ。

「彼女の留守中、合鍵で部屋に入ったんです。もう2カ月、家に入れてもらっていませんでした。

 犯罪だと分かっていましたが、何か確かめずにはいられなかった。クローゼットを開けると、見覚えのあるネクタイがあったんです。冴子が『センスがない』と言っていた、涼一のネクタイでした」

 嫌な予感に駆られ、パソコンを開く。LINEはスマホと同期されており、パスワードも知っていた。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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