ババアのレッテルじゃない、更年期に愛の手を。おばさんになった私が“全女性”に伝えたいこと

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2026-01-28 11:45
投稿日:2026-01-28 11:45

月経もやっと認知された日本だもんな…

 崩れていく体調でやり過ごしながら、先輩たちに質問もしてみた。母親は40代で子宮摘出手術をしているので、娘とはやや体質が違う。それでも若干の症状はあったらしい。「70代になった今でもあるといえばあるよ」と言われたけれど、それは老化かもしれない。

 50代、60代くらいの女性に聞くと具体的な回答を避ける人が多かった。中には「更年期がなくて」と言っていた人もいるけれど、女性に生まれた以上、それはない。嘘だ。症状が出ない可能性はあっても、更年期は誰にでも訪れる。あまりにも真正面からの回答が少ないので、よっぽど私に人望がないのかと疑心にかられたが、どうもそうではないらしい。1960〜1970年代生まれの女性にとって、更年期とはババアのレッテルなのだ。月経や自分の年齢を隠そうとしてきた世代からしたら、易々と症状に関する情報交換は気恥ずかしくて、できないのだろうと悟った。

 有象無象のインターネットの検索はあてにならない。SNSの検索なんてPRの罠ばかりが張り巡らされていて、チェックする時間すらもったいない。そんな時代だからこそ、口コミが頼りになる。でも更年期に関して、それは望めないらしいので、自らを人体実験の材料にして、あれこれと対処法を試しては、この『日日更年期好日』で漏らしてきた。その情報が少しでも役に立っていたら幸いだ。ここでの発信は終わってしまうけれど、また別の機会を設けて私の口コミ情報は伝えていく予定だ。

 今、更年期症状に悩む女性のみなさん、それ立派な病気なのでまずは信用できる、話を聞いてくれる婦人科を探してください。そして周囲のみなさん、更年期世代の女性が辛そうにしていたら寝かせてください。想像以上にしんどいのに平静を装って、おばさんたちは頑張っているのです。よろしくお願いいたします。

小林久乃
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コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

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