ババアのレッテルじゃない、更年期に愛の手を。おばさんになった私が“全女性”に伝えたいこと

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2026-01-28 11:45
投稿日:2026-01-28 11:45
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まった老化現象についてありのままに綴ります。第62話は「更年期に愛の手を」。

有益な情報、見当たらず

 今回で『日日更年期好日』も終了。連載期間中、読んでくださった皆さま、ありがとうございました。

 さて、最終回なので私が更年期体験をエッセイにしたのかを書こう。え? なんでまた更年期について書いたのかと? それは「更年期症状に関する有益な情報があまりにも少なく、それなら自分の体験談を共有するから、全国約1500万人もいる更年期世代の女性のみなさん、一緒に井戸端会議をしよう!」と叫びたかったから。

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 私に更年期症状の影がチラつき始めたのは45歳。あきらかに体調がすぐれず、病気ではないものの「少し横になる…」と体力ダウンが始まったのを機に、自分が更年期ではと疑い出した。年齢的にもちょうど更年期世代に突入していたし、ピルで月経のペースと経血量は調整していたけれど、そろそろホルモンが減る頃だろうと予知していた。状況が悪くなったのであれば、まずは原因と対処方法を知ろうと情報収集を始めた。が、思うような情報が世の中に溢れていない。そもそも、更年期症状自体にパターンがなく、千差万別だ。全く症状がない人もいれば、入院をして治療をしている人もいる。だからこそダイエット本のように、バラエティー豊富な選択肢があるのかと思っていたのに、一般書で唱えられている情報は、いわゆる“教科書”ばかり。

 加味逍遙散などの漢方薬や、エクオールなどのサプリで予防をして、症状に合わせて薬や医院を変えながら、閉経を待つのみ。

「栄養バランスの整った食生活を心がけましょう」
「辛くなったら休みましょう」
「適度な運動と規則正しい生活を送りましょう」

 結局はこの一番難しい健康三原則に回答が集約されていた。うーん。そうこうもしているうちに、私の更年期症状は進行していく。ホットフラッシュ、イライラ、発汗、倦怠感、関節痛に、不眠。皮膚科では「アレルギーですね」と言われたけれど、皮膚炎や肌の乾燥、記憶力の低下など一般的なものは全て、クリアしていた。ピークはちょうど昨年の50歳で、自律神経の乱れなのか更年期うつも少しだけ体験をしている。こういうときにどう対処するのか? ちょっとした情報が欲しいのに。

小林久乃
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コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

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