“察してちゃん”になってない? 7つの特徴や良い対応方法!

コクハク編集部
更新日:2020-02-14 06:00
投稿日:2020-02-14 06:00
 大人になるにつれて、ついつい本心を隠してしまうシーンってあると思います。でも、「そのくらい察してよ」と事あるごとに相手に求めがちな“察してちゃん”になってしまうと、周りから面倒がられるかも。そんな“察してちゃん”の特徴や心理などを解説していきます。

“察してちゃん”に見られる7つの特徴

 “察してちゃん”とは、その名前の通り「自分の気持ちを察して読み取ってほしい」と思っている人のことを言います。本心を口に出さないのに、突然不機嫌な態度を見せたり、勝手に悲しんでいるため、周囲は振り回されてしまうことも。

 まずは、そんな“察してちゃん”に見られる特徴を見ていきましょう。

1. 口癖は「なんでもいい」

 デートの行き先やメニューを決める時などに、「なんでもいい」という女性は多いですが、「実は、◯◯が食べたい」という明確な希望があるのに、「察してほしい」と思っているのが“察してちゃん”の特徴。

 口癖である「なんでもいい」を真に受けてしまうと、後々トラブルになってしまう可能性もあるので注意が必要です。

2. 不満を持つと顔や態度に出る

 “察してちゃん”は相手に対して不満を持ったり、自分に不都合なことが起きると顔や態度に表します。その場から立ち去ったり、拗ねたような表情をしたりなど、大人気ない態度を取ることも。

 もちろん、これらの行動は相手に察してほしいから。言葉で欲求を伝える“かまってちゃん”よりも、面倒な部分があるかもしれません。

3. ネガティブで暗い

「察してよ」と上から目線のように見える“察してちゃん”ですが、実は、ネガティブ思考で自分に自信がないケースが多いです。傷つきたくないから、自分の意思をしっかりと伝えることができません。

 ネガティブな人がいると、周りも気にせざるを得ません。そのため、気づけば「面倒な人」だと認定されて、孤立してしまうこともあるでしょう。

4. 自分の気持ちを言葉にすることが苦手

 喧嘩の時に「なんで分かってくれないの?」というあなたは、もしかしたら、“察してちゃん”予備軍かもしれません。

 “察してちゃん”は、自分の気持ちを言葉にすることが苦手です。ダイレクトに伝えられない理由は、「相手にどう思われるか、嫌われたらどうしよう」という気持ちが働いてしまうから。伝えることを放棄するのにも関わらず、いざ察してもらえないと不機嫌になってしまうのです。

5. SNSでは素直に吐き出す

 “察してちゃん”は、普段自分の意見を言えない分、SNSなど顔が見えない場では素直に自分の気持ちを吐き出す傾向にあります。仕事や対人関係の愚痴を書き込んでみたり、好きな人に対しての思いを綴ってみたり。

 SNSに「◯◯に行きたいな〜」と書き込んだだけで、「好きな人に伝わっただろう」とか、「誘ったのと同じこと」と、勝手に思い込んだりもします。だから、誘ってもらえなかった場合には、「相手は自分のことを気にしてくれない」と勝手にネガティブ思考に陥ってしまいます。究極の自己中心的な性格とも言えますね。

6. 相手に理想を押し付ける

「男性はデート代をご馳走するべき」「女友達は誕生日を祝ってくれるべき」など、相手に対して自分の理想を押し付けるのも“察してちゃん”の特徴。理想的な行動をしてくれないと、途端に「察して攻撃」が始まります。

 大人になればなるほど価値観は違ってくるものですが、自分が思う行動をしてくれないと、「私のことを好きではないのかも」とか、「適当に扱われてるから連絡を取らない」など、勝手に身を引いてしまい、相手を混乱させてしまうこともあります。

7. 共感し合える女子会が好き

 “察してちゃん”は、「分かる〜!」と共感し合える女子会が好きです。性格がはっきりしたタイプの女性は苦手で、自分と似たタイプの女性や、意見してこない後輩を誘う傾向にあるでしょう。

「間違ってない」と肯定されたり、愚痴を言っても「分かるよ」と認めてもらえることで、安心するのです。

“察してちゃん”にはどう接する?良い対応方法!

 大人ですから、「嫌いな人とは付き合わない」という考えはもちろんあるでしょう。でも、恋人や家族、職場の同僚が“察してちゃん”だという場合、簡単に関係を断つことはできませんよね。

 そこで、“察してちゃん”への上手な対応方法についても、最後にお伝えしていきます。

優しく意見を聞き出してあげる

 一番良い対応方法は、「どうしたの?」と優しく意見を聞き出してあげることでしょう。“察してちゃん”は承認欲求が強く、「私のことを分かって欲しい」という気持ちが強いです。そのため、寄り添って話を聞いてあげることで、欲求を満たすことができる&「意見を伝えるのはダメなことじゃないよ」と、教えてあげることができるのです。

 この時大切なのは、気長に聞いてあげること。「面倒くさい」という気持ちを見せてしまうと、さらに口を閉ざしてしまいます。

察して攻撃に気づかないふりをする

 “察してちゃん”と距離を置きたいのであれば、「察して攻撃」に気づかないふりをすることも一案。「なんでもいい」と言われたのであれば、あえて自分の意見を通してみるのも良いかもしれません。

 居心地が悪ければ自分から距離を置こうとしてくるはずですし、「きちんと言わなければ伝わらない」ということを暗に伝えることもできるでしょう。

あなたは“察してちゃん”になってない?

 “察してちゃん”の特徴を見ると、特定の友達の顔が浮かんだり、自分にも当てはまるかも?と思った方は多いかもしれませんね。

 程度はあれど、自分の意見を述べることが苦手な人は少なくありません。また、自分に自信がない時、周囲からの反応を気にして“察してちゃん”になってしまう女性も多くいます。

 つまりは、誰でも“察してちゃん”になる可能性はあるということ。でも、それを上手に自制すること、客観的な視点を持って行動できるかが大きな分かれ道なのです。

 もしも、今現在、“察してちゃん”だという自覚がある人は、勝手な思い込みを捨てて自分に素直になってみてくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


透明ボードの下から失礼しますよ♡ 不思議&かわいい空飛ぶ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
未来のような街の先に…
 未来のような街は、まるで先の見えないトンネルのよう。  その先にあるものは明るいものであってほしい。
ほっこり癒し漫画/第77回「もふもふサマー」
【連載第77回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【難解女ことば】蒲魚、何て読む? 予測変換出てこない…
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
8年前に“ゆるFIRE”した男 新NISAより確実なリターンは自分への投資
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
母親は夢を諦めなきゃダメですか?夫を「支えてあげて」の言葉が悔しい
 かつて漫画家を目指していた夫婦の絵里奈と拓郎。双子の子供ができたことを機に、夢を諦め堅気の生活をしている。  夜...
浮気より酷い夫の裏切り SNSには私の知らない「もう1人の彼」がいた
 かつて漫画家を目指していた夫婦の絵里奈と拓郎。双子の子供ができたことを機に、夢を諦め堅気の生活を暮らしている。 ...
妊娠妻の電話に出ない…いまだ夢見る漫画家志望の夫とワンオペ妻の軋轢
 初夏の印象が霞むほどの汗ばむ陽気の午前中。  林絵里奈は井の頭公園の池のほとりのベンチに腰を掛け、在りし日のデー...
「晩ごはん何?」焼肉、すき焼き却下でもやし炒め! 家族間攻防LINE3戦
 仕事で疲れて帰宅した時、一番楽しみなのは晩ごはんですよね! とはいえ、主婦としては毎日の晩ごはんのメニューを考えるのも...
【ファミマ】コンビニ衣類正直レビュー、ショーパンゆる履きはOKだけど
 ファミリーマートとファセッタズム(FACETASM)のデザイナー落合宏理氏が共同開発した衣類「コンビニエンスウェア」。...
【独自】すいかばか初の“夕方専用すいか”、気になる出来栄えは?
 すいか生産量全国47位、ごくごくレアな山梨県ですいか作りに情熱を注ぐ「寿風土(こどぶきふうど)ファーム」代表の小林栄一...
インフルエンサー退職願望のアラフォー、“発信=スキル”なる大きな勘違い
 普通の会社員を続けることに不安を感じる女性が増えています。周囲に自分の才能を活かして稼いでいるがいると、「自分も何か発...
職場やママ友“ケチな人”との付き合い方5選 1円単位で文句ブーブーは勘弁
「この飲み会、私はあまり飲んでないから、あなたたちが多めに払ってくれるよね?」「ここの料理、5,000円もするの? え〜...
背徳感がたまらにゃい♡ ガラステーブルの下から見る涼し気“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
夏場の観葉植物、様子が変!間違った育て方、救済法、最新便利グッズまで
 危険な暑さが続く夏。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は古い平屋の建屋のため、エアコンをフル活用しても、毎日が熱中...
きっと、夫も気付いていた…40女が長年の“腐れ縁”にケリをつける日
 実は筆者には、結婚前から長く続いている“腐れ縁”があります。その相手を仮にP氏とします。