女性用風俗をシーン別で使い分け
こっそりと抱いている性の願望を満たしてくれる相手と出会うのは、そう簡単なことではありません。出会い系にはリスクがあるし、性癖に合致した風俗店に勤めた場合でも、相手を選ぶことや、自分の快楽だけに耽溺することはできません。ベストなのは客側の立場で、お金を払って解決すること。
しかし、女性用風俗はなかなかハードルが高い……というのも今は昔の話。ここ最近は、顔や実名を出さずとも発信できるインターネットのお陰で、性癖や性欲を満たすために、女性用風俗――通称女風――を利用する女性たちのリアルな体験談を見聞きしやすくなりました。
SNS上の匿名アカウントであっても、業者やサクラではなく、実在する女性の声ということで、安心感が増して、「挑戦してみようかな」と利用に踏み切るキッカケとしては十分です。そこで今回は、女性用風俗をシーンによって使い分けているという、ゆうこさん(仮名、40歳、既婚、会社員)に話を聞きました。
きっかけはグラビアの緊縛写真
「もともとは、高校生の時に、父親が買った週刊誌かエロ本の……どっちか忘れましたが、その誌面に載っている、女性が緊縛されて吊るされているグラビアを見てしまって、衝撃を受けました。嫌悪というより、私もやりたいと思ってしまって。
ただ、もともと真面目なタイプだったこともあって、実際の性体験は大学に入って、一人暮らしを始めてからです。
その頃、出会い系や、今でいうパパ活みたいなことをしていたのですが、そこで30代のコンサルティング業の男性と知り合って。わりとエリートというか、紳士でかっこよくて、普通に付き合いたいなと思っていたし、最初はノーマルなセックスをしていたんですが、いつの間にか、調教されているような状況になってしまったんです」
たまたまお相手もその癖があったらしく、アダルトグッズを使うところから、やがてはゆうこさんの憧れだった緊縛にも挑戦することに。
「それこそ最初は、バスローブの紐で。それで、高校生の時に見た雑誌のグラビアを思い出して、『本格的に縛られたい!』って言ったら、相手もいろいろ調べてくれて。といっても、麻縄までは使わずに、綿ロープでしたけど。吊りも出来なかったし、今思うとSMごっこというかんじです(笑)」
1年半ほどその男性との関係を続けたものの、やがて別離。今度は“SMに興味のある男性”をターゲットに相手を探して、緊縛の出来る男性に出会えたものの、あまりフィットはしなかったといいます。その理由はというと、細かな性嗜好の違い。
「その彼は、縛りも出来るけど、基本的には奉仕されるのが好きな人で。フェラするのが別に嫌っていうわけではないんですが、しても私は気持ちよくないというか(笑)。同じだけ私も責められたいなって。自分がMのくせにわがままを言ってるだけなのかとも思いましたが……」
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