“なぜかモテる女子”は自分に合うコミュニティを見つけている

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2020-03-03 06:00
投稿日:2020-03-03 06:00
「そんなにかわいいわけでもないのに、なぜかモテている」 そんな印象を持つ人が、周りにいたことはありませんか?
 クセがある感じもするのに、なぜかモテ話が途切れない。そんな女性は、自分が「モテるためのステージ」を探すのが上手なのかもしれません。

高学歴な私は「ビジネスイベント」でモテた!

人を肩書きでジャッジしない相手と出会いたい(写真:iStock)
人を肩書きでジャッジしない相手と出会いたい (写真:iStock)

「東大卒、という肩書は、意外と異性から敬遠されるんです。“俺なんかと話できないでしょ”と、頭がいいからと勝手に距離を取られることが多く、大学を卒業してから彼氏もずっとできませんでした。

 社内でも“東大のくせに”とか学歴のことだけを取り沙汰して話されるのがずっとイヤでした。そんな私が、今ハマっているのが「ビジネスイベント」です。

 起業家やベンチャー企業などが主催するトークイベントや交流イベントは、東京では意外とたくさん開催されています。ビジネスイベントに来ている人は仕事への意識が高い人が多くて、世間話から学歴の話になっても、ポジティブに受け入れてくれる人が多かったんです。

 仕事熱心な人たちは、私を“東大卒”ではなく“ビジネスマン”として見てくれるので、話していてもすごく楽しくて。久しぶりの彼氏も、マーケティングイベントで意気投合した彼でした。結局、勤めていた大企業を退職し、今はスタートアップで働いています」(28歳・IT営業)

無口で地味でも「スポーツ」で仲良くなれる!

趣味が合うって楽しい!(写真:iStock)
趣味が合うって楽しい! (写真:iStock)

「私は口数が少ない、地味と言われることが多くて、今までネットで友達を作ることが多かったのですが、会うと幻滅されることが多くて、恋愛とは無縁の生活でした。

 しかし、大学でスキーとスノボにハマり、社会人のスノボサークルに所属した今、人生で始めて“モテ期”が来ました。スポーツって言葉を交わさなくてもコミュニケーションできるので、滑っているうちに人とスムーズに距離を詰めることができるようになりました。

 薄いメイクも、スポーツ中ならみんな一緒。むしろ、“メイク薄いのにかわいいね”なんて言ってくれる人もいて……。やっと居場所を見つけられた気がしました。今は、スキー場で出会った男性と付き合って2年目です(25歳・研究職)」

 コミュニケーションが苦手な人は、話すことからコミュニケーションしなくていい場所を選ぶことで、出会いのきっかけが増えるかもしれません。スノボ以外にも、カラオケやボルダリング、映画など、そんなに自分の話をしなくても人と出会える趣味サークルに行くといいかも。

サバサバ女子がネットで「オタサーの姫」化!?

意外なところに居場所を見つけた人も(写真:iStock)
意外なところに居場所を見つけた人も (写真:iStock)

「本気でサバサバしていて、女子同士のコミュニティが昔から苦手だった私。大学や会社でも女子に嫌われ、謎の噂を流されて浮いてしまうことばかりでした。そんな私がココ数年ハマっているのがオンラインゲーム。自動でマッチングした相手とゲーム中に話す時は、ちょっと言葉が汚くても笑ってもらえるので楽でした。

 リアルで群れるようなコミュニティがずっと苦手だったけど、ネットの人とはゲームで1:1で仲良くなれるので楽しかったです。いつの間にかゲームをやりすぎて、有名ユーザーになってしまったので、配信などもするようになると、ファンがたくさんついてくれて。私のサバサバしてテンションの低い話し方も、クールでいいと言ってくれる人がたくさんいて……。

 LINEの友達がずっと30人くらいしかいなかったんですけど、今は200人くらいになりました。人生ではじめての彼氏も、ゲームでできました。こんなところにあったのか、自分の居場所って感じ」(27歳・不動産関係)

 リアルが上手くいかず、ネットに居場所を求める人は多いですが、ネットでは他人と仲良くできる、という意見もよく聞きます。自分の良さを活かせる場所なら、それもあり。

多様化の今、自分が活きる居場所を探すべき

どんな環境に身を置くかは自分次第!(写真:iStock)
どんな環境に身を置くかは自分次第! (写真:iStock)

 今はネットを通じてさまざまなコミュニティを自分で探すことができます。今はうまくいっていない人でも、コミュニティが自分とマッチすれば、自分らしさを受け入れてもらえる、そんな場所もあるはずです。

 環境が全てではないですが、無理して今の環境にいることを選ばなくてもいいはずですし、息抜きできる居場所があったらいいかもしれません。自分の“苦手”ばかりを感じずに済む場所を見つけたら、案外、恋愛もうまくいくのかも。

ミクニシオリ
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フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
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