クレオパトラも愛したバラの香り
古くから人々に愛され、愛の象徴とされてきたバラは、まさに「花の女王」。
今では2万種をゆうに超える、熱烈ファンの多いお花の代表格でございます。
園芸品種としてはもちろん、切り花としても大人気!
バラのトップシーズンである5月から6月にかけて、園芸店やお花屋さんでもたくさんの魅惑的なバラが多く出回っております。
バラといえば、真っ先に思い出すのはその「香り」。
そのなかでも、もっとも香りの高い「ダマスクローズ」は世界中で栽培され、とりわけブルガリアで取れるダマスクローズから抽出されるローズオイルはとても貴重で、2600本から1グラムしか取れないとされており、その価値はプラチナより高し!と言われているようでございます。
一年でたった三週間しか咲かない、この貴重なダマスクローズの本場ブルガリアでは、毎年6月にバラの収穫を祝う感謝祭「バラ祭り」が開催されるのですが、この収穫祭では大切な人同士でバラやローズオイルを贈りあうことで、お互いが日頃の感謝の気持ちをお伝えするという、ステキングな風習がございます。
この文化を日本にも広めたい!ということで、「ロ(6)ーズ(2)」という語呂合わせから、6月2日は「ローズの日」という記念日がうまれたのでございます。
驚くべきバラの“ご利益”
ローズペタルから抽出されるローズオイルやローズウォーターには、女性にとってはありがたいご利益がいっぱい!
香りを楽しむだけではなく、食べたり、飲んだり、肌につけることでさまざまなメリットが期待されるのでございます。
例えば、
神経
香りを嗅ぐことで自律神経、女性ホルモンのバランスが整い、安眠・鎮静などのリラックス効果を生むと言われている。
肌
香りで脳を刺激することで、肌のターンオーバーをサポートしてくれる。
ポリフェノールやビタミンC、ビタミンEなど美容に欠かすことのできない成分も多く含んでいるため、食べたり、飲んだりするだけでなく、肌に直接つけることで乾燥を防ぎ、シワやシミなどのエイジングサインの予防にも期待できる。
また、抗アレルギー作用や抗菌作用があるとされているため、頭皮につけることでフケを防ぐばかりか、髪を保湿、香水の代わりにもなる。
身体
ローズエキスを取り込むことで、口臭や体臭、胃腸の調子を整えると言われている。
見てよし、食べてよし、香りを楽しむもよし。
バラとは、「女性が美しく存在するために生まれてきた花」といっても過言ではございませんわね。
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