このお話は、自信を持てないアラサー喪女(※モテない女子の略)が、一流スナックで働きながら少しずつ自信をつけていく成長の物語。
自信をつけたいなら「どうせ私は…」は禁句
突然ですが、あなたは自分に自信って持っていますか?
私はアラサーになった今も、あまり自信はありません。何か特別な才能もなければ容姿が特段美しいわけでもないし、勉強だってそんなにできない。ファッションやメイクのセンスも、並かそれ以下……。自信がない理由は、挙げればキリがありません。
だけどやっぱり、自分に自信がある人は素敵です。なれるものなら私だってなりたい。そう思って、私はモジョ子と同じようにスナックでアルバイトをすることに決めました。
なぜなら、スナックで働いているお姉さんたちはみんな堂々としていて、自信に溢れているように見えたからです。こんなふうになりたいと素直に思いました。
でもいざそんなお姉さんたちに囲まれていると、お姉さんと自分を比較せずにはいられません。ついいつものクセで「どうせ私は……」と思ったところで気づきました。
自信を奪っているのも、人と比較しているのも、私自身だ。
もしあなたが本当に自信をつけたいと思うのなら、「どうせ私は〇〇だから……」のような言葉を今日からなるべく言わないようにしてみましょう。
良くも悪くも、言葉は「呪い」なんです。
自分自身に悪い呪いをかけていては、変わるものも変われません。
難しいとは思いますが、できれば心の中で思うのもやめてみてください。新しいことを始める必要はなくて、まずは常にニュートラルの状態でいられるようにすることを意識することが大切です。
今ネガティブ寄りな人が急にポジティブになるなんて無理ですし、なる必要もありません。
もし昔の私が、なんとかこの自信のないネガティブ思考を抜け出したいと思い立った時に「まずはポジティブシンキングを心がけて☆」みたいなアドバイスを目にしたら、すぐさまスマホを叩き割ってしまうと思います。それができれば悩んでないし。
自信をつけることが簡単でないことは、私自身よくわかっているつもりです。ですが、難しいことではないと思っています。
ほんの少しずつの積み重ねでも、気がつけばニュートラルにはなれます。ポジティブになるのはそこからで十分です。
スナック「どろんぱ」は、実際に私がアルバイトをしていたお店がモデルになっています。そしてモジョ子は当時の私であり、今自信をつけたいと悩んでいるあなたです。
背中を押す、というよりも、寄り添うようなイメージでこの漫画が助けになってほしいなと願っています。
登場人物紹介
モジョ子:自信の持てない主人公。どろんぱで働いて変りたいと思っている。人の目を見て話すのが苦手。
ママ:パブスナックどろんぱのママ。従業員の女の子を厳しくもあたたかく育ててくれる。年齢不詳なので妖怪説もある。
コミ:モジョ子の先輩。隙あらばビールを飲む。泥酔するとめんどくさい。
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