「妻を他の男に抱かせたい…」エリート商社マンの告白 #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2020-11-27 06:00
投稿日:2020-11-27 06:00
 これまで4回にわたり連載してきた「ネトラレ」――。自分の愛する妻を他の男に抱かせることで、夫婦のセックスレスを解消しようとしたエリート商社マンのMさん(43)は、ついに、出張ホストの介入により、数年ぶりに妻U子さん(34)とセックスをすることになった。しかし、いよいよ挿入という時、夫のMさんが命じたのは、出張ホストの美青年Yくん(24)にフェラチオをしてながら夫婦のまぐわいをするという、AVのようなセックスだった。
 これまでの話はコチラから。

自分の言葉に驚いた

――出張ホストYくんにフェラチオをしながら、挿入を試みたとは驚きです。

「実は、僕自身も妻にそう告げて、改めて驚いた……というのが本音です。思わず、口をついて出た言葉ですね。しかし、最大限まで勃起したペニスは、さらにもう一段階ふくらみを増したんです。自分でも信じられないほど欲情が抑えきれませんでした」

――続けて下さい

「ベッドに仰向けになったU子の両脚を広げて、僕はYくんのクンニリングスで十分に濡れたヴァギナに亀頭を押し当てました。『ああうっ』と妻があえぎましたが、その声さえもが僕の興奮を高めるスパイスとなって――。

 熟れたザクロのように真っ赤にたぎる女膣めがけて、ひとおもいに腰を突き入れました。ズブッ……ズブズブッ……と柔らかな女肉がペニスに吸いつき、肉襞が絡みつきました。

 潤沢に濡れたU子の膣路は、いとも簡単にいきり立つ勃起を根元まで受け入れたんです。『ううっ』と僕は唸りました。寸分の隙もなく吸着する粘膜が、四方八方から僕のペニスを締めつけてきたんです。

『ああっ、アナタ……ッ』と、U子は大きく身をのけぞらせました。が、僕は容赦しませんでした。数年ぶりに交わった状態で、すぐさまYくんの若棒を咥える姿を見たかったんです。そしてペニスで串刺したまま、『早くYくんにフェラチオしてあげなさい』と告げました」

けなげにフェラを続ける妻

 Mさんは、ここまで一気に話すと、「ちょっと失礼」とテーブルに置かれた水を飲みほし、はあっとため息をついた。彼の興奮が私にも伝わってくる。

 彼は言葉を継いだ。

「U子は僕の肉棒をヴァギナに深々と呑みこんだ状態で、湿った息をつきながら、鋭く勃起したYくんのペニスに唇を寄せました。

 Yくんも男根の根元をにぎり、亀頭をU子の唇に近づけます。『早く咥えなさい』と再度命じると、U子自らペニスを手でつかみ、濡れた唇を開いてパクリと頬張ったんです。

 Yくんのうめき声と同時に、僕はU子のひざを引き寄せ、さらにペニスを叩き込みました。ズンズンと抜き差しのスピードを徐々に速め、激しい胴突きを見舞うたび、U子は「うううっ……くううっ」と叫びました。

 そして、美貌を歪めて、ジュブジュブと淫らな唾音を響かせながら、まるで僕の抜き差しに応えるかのように、激しいフェラを浴びせていったのです。

 僕は、妻の凄艶なフェラ顔と、抜き差しのたびに生き物のように巻きこまれる肉ビラ、愛液でぬめ光る己(おの)が男根に視線を行き来させました。渾身の一撃を見舞うと、彼女は大きく身をよじらせ、しかし、咥えこんだペニスは決して吐き出さない――夫に命じられた他人への口唇愛撫をけなげに続けているんです。

 そのなまめかしくも愛らしい光景を目の当たりにすると、まばたきや呼吸することすら忘れて、ひたすら激しく腰を送り出し、煮詰めた飴のようにたぎる女膣に肉棒をぶちこんでいました。ペニスを叩きこんでは引き抜き、引き抜いてはぶちこんで――すでに女体は興奮で真っ赤に色づき、大粒の汗を飛び散らせていました。『あううっ』『くううっ』と三人の叫ぶ声が重なって、ベッドがギシギシときしんで――徐々に尿管に熱いものがせりあがってきました。

 射精の兆しであることは明白です。僕は『U子、出すよ。U子の膣内(なか)に出すよ』と叫び、盛大なとどめの一撃を浴びせました。直後、痺れるような愉悦とともに、ドクドクッ、ドクドクッ……と、U子の膣奥で射精したんです」

極上のきっかけになった「プロを交えてのセックス」

――続けて下さい

「僕は果てましたが、彼女はまだ絶頂を迎えてはいないようでした。しかし、今まで咥えていたYくんのペニスを吐き出すと『ああ、アナタのモノ……ドクドクと脈打ってる……嬉しい』とギュッと目をつむりながら、満足そうに呟いたんです」

――奥さまも幸せだったでしょうね。

「はい、あとになって訊くと、イクことはできなくとも『女は心でセックスする生き物だから、アナタとひとつになれたこと自体、すごく幸せだった』と言ってくれました。

――Yくんの存在……つまり「ネトラレ」であることについては?

「それも問題なかったようです。元々、彼は男の僕から見てもプロ意識の高い好青年でしたし、妻自身がネットの中から選んだ出張ホストだったので……」

――ご夫婦のセックスレスも解消したと?

「はい、定期的にセックスはしています。しかし、やはり僕は他の男性が介入してくれた方が断然興奮する。そのことを知っている妻は『またYくんを呼びましょうか』と言い、あれから四回、Yくん指名で3Pを経験したんです」

――四回も?

「はい、二度目からはセックス後にはルームサービスを頼んで、三人でホテルのディナーを楽しみました。彼には立ち入ったことは訊きませんが、『今度は、目隠しをしてみようか』と僕が提案すると、妻は恥ずかしそうに目を伏せながらも、内心、喜んでいるのが伝わってくるんです。

 Yくんは「お二人が望むプレイは、全力でご協力させて頂きます」と誠実で心強い言葉をにこやかに言ってくれるんです。夫婦のセックスとは別に、「プロを交えてのセックス」はセックスレス夫婦にとって極上の起爆剤となりました」

胸に抱いた不謹慎な思い

 Mさんは、そうほほ笑んだ。

 しかし、次いで「こう言ったら不謹慎かもしれませんが……」と声をひそめた。

「そのうち、Yくんとの3Pも飽きてくるんじゃないかと思う自分がいるんです。

 その時は、別の出張ホストを呼ぶのがいいのか……。で、最初に自分がネトラレだと知るきっかけとなった会社の部下であるKくんにも妻を抱かせてみたいな、と思うようになってね……もちろん、妻には伝えていませんが、そうなったら自分はどれほど刺激的な体験をするんだろうと……いや、本当に不謹慎なんですが、タブーだからこそ魅力を感じるんですよね。

 近い将来、我が家で開催される恒例の鍋パーティーにK君を呼んで、酔った勢いで、本音をぶつけてみようかなと思うこともしばしばです。夫婦の在り方、セックスに正解はないと思います」


 インタビューを終えた後、Mさんは「今夜は妻と外食することになっているので……」と照れ笑いをした。夫婦仲がいいのは、彼の一点の曇りのない瞳から想像できる。

 ただ、これは私の勝手な想像だが、Mさんは外食先でも、きっと道行く男性を観察し、「妻を抱かせるにふさわしい男性を吟味しているに違いない」と感じている。

 Mさん夫婦がこれからどうなるのか、またインタビューをさせて頂きたいと切に思った。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


向上心は大事!デリヘル嬢のフェラ講習を受けた21歳女子大生
「今の時代、会社が倒産することも十分考えられるからね。早めに手を打っておかないと」  と、副業セミナーに参加する予...
中山美里 2023-10-17 06:00 エロコク
我を忘れるほどの快感を得たい人へ…凄腕バイブで即昇天♡
 ローターは多種多様な形状があるのに比べ、バイブレーターは“棒型”が基本です。  女性の体の構造を考えると、挿入す...
桃子 2023-10-15 06:00 エロコク
結婚直前に元カレとセックス! すると、霊感アリ婚約者から着信が… #4
 11月に結婚を控えている弓香さん(仮名・28歳ネイリスト)。婚約者の英明さん(仮名・30歳美容機器メーカー)とは、知人...
蒼井凜花 2023-10-20 16:17 エロコク
有名AV嬢になればお手当もアップする!夢見る23歳フリーター
 AVモデルプロダクションの営業さん数人から、こんな話が……。 「不況で撮影自体が減っちゃって。正直、所属してるモ...
中山美里 2023-10-10 06:00 エロコク
まるで天狗のお面♡ 突起部分を敏感なアソコにあててみると
 天狗のお面って、エロチシズムを感じませんか? と、いきなりゴメンナサイ。新作ローター「サティスファイヤー スポットオン...
桃子 2023-10-07 19:24 エロコク
玄関先で霊感アリ婚約者と濃厚SEX!私が立ったままイクなんて… #3
 11月に結婚を控えている弓香さん(仮名・28歳ネイリスト)。婚約者の英明さん(仮名・30歳美容機器メーカー)とは、知人...
蒼井凜花 2023-10-13 11:15 エロコク
週末のお楽しみ♡34歳バツイチOLはパチンコ&セックスに夢中
 今回ご登場いただく愛人さんは、パチンコ依存気味な女性。 「コロナ禍の初めのころ、3密だってヤリ玉に挙がったじゃな...
中山美里 2023-10-03 06:00 エロコク
韓国発バイブ! 吸引系が大きめでクリを納めやすいのが魅力
 韓国のラブグッズブランド「オググ」が上陸しました。いまやラブグッズの世界は国際色豊かで、日本にいながらにして世界のグッ...
桃子 2023-10-01 06:00 エロコク
元カレの性癖と未練がバレた? 霊感アリ婚約者が挿入前に衝撃発言 #2
 11月に結婚を控えている弓香さん(仮名・28歳ネイリスト)。婚約者の英明さん(仮名・30歳美容機器メーカー)とは、知人...
蒼井凜花 2023-10-11 19:14 エロコク
70歳のおじいちゃんにも性欲があるなんて…美BODY女子の誤算
 ラブホ街を行き来していると、ときどき見かけるのが70歳くらいのおじいちゃんの姿。  以前、デリで働く子に聞いたこ...
中山美里 2023-09-26 06:00 エロコク
シャワオナ派のあなたへ! 気持ちよくなるシャワーヘッド
 セルフプレジャーをはじめたきっかけ、女性には“偶然派”が相当数いると感じます。床に座ってモゾモゾしていたら、あるいはの...
桃子 2023-09-24 06:00 エロコク
大失恋を経て婚約した男は視えてる? 20代ネイリストの幸福と恐怖 #1
 秋は結婚式の多い季節。 「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると、結婚式の多い月は11月、10月、5月となっ...
蒼井凜花 2024-09-03 13:53 エロコク
略奪劇場は古い? 26歳OLが「正妻」になりたがらないワケ
 昭和のサスペンスドラマでは正妻と、正妻の座を狙う愛人なんて構図がありがちでしたが……。  愛人像は、あのころと随...
中山美里 2023-09-19 06:00 エロコク
手ごろな値段でおススメのバイブ! 息子くんの愛撫にも♡
 ラブグッズのお値段はピンからキリまであり、高ければいいということはありません。でも低価格帯の商品のなかには、お勧めしに...
桃子 2023-09-17 06:00 エロコク
「東京に帰したくない」南国美青年のペニスの猛威に溺れ尽くして #5
 飲料メーカーに勤めるミクさん(仮名・28歳/独身)は不倫中。相手は上司・アツオ部長(仮名・43歳飲料メーカー/妻子アリ...
蒼井凜花 2023-09-15 06:00 エロコク
生き残りに必死! 25歳の“凄腕”愛人女子が努力していること
 愛人探しをしている男性に話を聞くと、「風俗でプロと遊ぶの飽きちゃったからさ。パパ活女子は素人っぽいところがいいんだよね...
中山美里 2023-09-12 06:00 エロコク