静かな時間の終わりなき毛繕いに感じる“にゃんたま”の美学

芳澤ルミ子 写真家
更新日:2020-12-21 06:00
投稿日:2020-12-21 06:00

 男には自分の世界があるらしいと知ったのは、小学校低学年の頃。

 テレビでルパン三世のアニメのテーマ曲が流れていて、そんなフレーズが入っていたからだった。

 今わたしは、「にゃんたまωには自分の世界がある」と知っている。

 たとえるなら、それは冷たく燃える孤独な星。

 嵐の前の静かな時間に終わりのない毛繕い……。これが、にゃんたまωの美学。

芳澤ルミ子
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写真家
写真家。1972年生まれ。独学で写真を学び「猫びより」「ネコまる」等、猫撮影を中心に活躍。著書に「にゃんたま」「開運酒場」(自由国民社)、「ネコの裏側」(辰巳出版)等。マニアックな作風から“猫フェチカメラマン”という新たなジャンルを開拓しつつある。「開運!! にゃんたまω カレンダー2024」発売中!

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