Koji Takano
朱色と黒のコントラストに惹かれ、ついレンズを向けた。
お盆のイメージが強いほおずきだけど、玄関に飾ると魔除けの...

銀座和光の本館が改装されるというニュースを見た。
実際は再整備で、あの印象的な外観はそのまま残されるようだ。よ...

青空の下、錆びたゲートをくぐり奥へすすむ。
新しい発見、出会いが待っているだろうか。
いくつになっても...

どこもシャッターが閉まる中に、ポツリと灯りが。
道に映った赤い光を見て、ラーメンと炒飯を食おうと即座に思う。
...

小雨降る街をあてもなく歩くのが良い。
いつもにぎやかな大通りが、少し静かになるのも悪くない。
このくら...

砂に腰を下ろし、荒れた海を見ながら風の音を聴く。
人は何のために生まれ、どこへ行くのだろう……? な~んて考え...

古びれた幌(ほろ)に当たる雨粒の音は心地よい。
雨がだんだんと冷たくなってきた。
短い秋と、その後ろに...

ドボルザークの「遠き山に日は落ちて」が流れる時間。
あと数十分で真っ暗になると分かっていても、その場から動け...

気になった駅があれば降りてみてもいい。
途中で行く先を変えたって、しばらく滞在したっていい。
誰が待っ...

通り雨に降られて、近くの路地に逃げ込んだ。結局しっかり濡れちゃったけど、なんだかいい雰囲気じゃないか。
たまに...

濃い影をつくる眩しい陽の下で走り回って、そよそよと流れる風にあたって。
懐かしい部屋から外を眺めると、あの夏が...

心に思い浮かべる音はきっとそれぞれ違うけど、
音は聞こえなくても、胸の中に涼やかな音色を聴く。
夏の始...

ひどく暑かった夏があっという間に過ぎて、気付けば9月。
そういえば、いつかの夏の日。校庭のはしっこで自分よりも...

昔は闇夜につながる怪しきトンネルも今はただの通路。
都会の隅っこでも、時間はどんどん過ぎている。
僕ら...

新宿駅上空を頻繁に飛行機が往く。行先はどこだろう?
この数年の自分と周りの人を見ていて、自由な移動は人間の根源...

経済や人の流れは、そう何年も止められないと分かった。
人間にとっては未曾有の事態だけど、月にとっては見慣れた光...
