Koji Takano
有栖川公園(東京・広尾)で森林浴。
あ、六本木ヒルズが顔をのぞかせてる。

カバンを持ってくれるやさしい彼。
少し冷たい空気に寄り添って。

雨の波止場はひとり(1匹)が似合う。
背中だって口ほどにモノを言うんだよ。

秋晴れって、本当に気持ちがいい。
現実がそうでなくても、いつかは絶対に晴れる。

草木のかおり、それとも昭和のかおり?
お散歩も、ずらすと、面白い。

暗闇の先にあるもの。それは、
幸せを感じられるものでありますように。

約束の時間からどれくらい経ったのだろう。
あの人は、まだ現われない。

なんだかわくわくしちゃう。
夜はまだ始まったばかり。
これから、どこ行く?

ラチエン通りから烏帽子岩をのぞむ
ラチエン通りのシスターを聞きながら思ふ。

乗る人もいなく、動かないメリーゴーランド。
さよなら、夏の日。
またね。

通り過ぎてしまうような狭い路地の奥には
一体なにがあるのだろう

この場にいるときだけでもなーんにも考えず。
ただ、ただ、赴くままに。
浄化されていく。
