今回は実際に私がお客さんから聞いた、人生のターニングポイントについてのお話です。営業終わりのどろんぱでは、コミとママが引っかけていますが、どうやらベロベロみたい。
しんどさではなく、何を学べるか? にフォーカス
自分のこれまでを振り返った時、「明らかにあの時に自分は変わったな」と思うターニングポイントは誰にでもありますよね。そして、そのほとんどに他人の影響があるのではないでしょうか。
つまり、あの人のおかげで変われた、と感じる部分がターニングポイントになっているはずです。スナックのお客さんと話していると、人それぞれ本当にいろんな出会いがあって、学びがあるんだなと感じます。
あるお客さんは、「新人だった頃の出来事に、今でも感謝している」と言っていました。簡単に言えば、それまで温厚な態度だった取引先の人に急にキレられたって話なのですが……。ぶっちゃけ「なんで?」と理解できませんでした。
だって話を聞く限り、怒られた原因はムシの居どころが悪くて八つ当たりされた感じだったんです。「私だったら、感謝どころか記憶から抹消して終わる」と、そのお客さんに言ってみました。
すると、「そうだったかもしれない。だけど、今思えばあの時の自分は天狗になってたんじゃないかと思う。その鼻が折れるキッカケを作ってくれたんだから感謝してるよ」と……。
人間デキすぎじゃない? しかも「遠くないうちにその人とサシ飲みして、その時の感謝を伝えたい」って言ってたんですよ??
苦難さえ、全部自分のものに
人生何回目よ??? で、個人的観測だと、こういう話をしてくれる人は、自分で会社をやっているような人が多い。もちろん、「感謝、感謝」って言っていれば成功するのかというとそんなはずはないけれど、どんなことも勉強だと思っている人はチャンスも多いはず。
そういう視点を持っていると、必要以上にしんどくなる頻度も少なくなります。
みなさんも週末、人生のターニングポイントに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。とても良いヒントが見つかるかもしれませんよ。
登場人物紹介
コミ:どろんぱの人気ホステス。酒乱の気があるのでよくお客さんとケンカもするが、聞き上手でみんなに愛されている。営業終わりにママと飲んでいる時がいちばん楽しい。
ママ:どろんぱのママ。お酒にはめっぽう強いが、それでもコミと飲むと酔っ払う。どんなに深酒しても次の日に引きずったことはない。
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