「今度は生ませるから」自分の元から去った元カノに再び妊娠を迫る40男

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-12-02 06:00
投稿日:2023-12-02 06:00
冷酷と激情のあいだvol.171〜女性編〜」では、交際中のモラハラを理由として、ドロ沼の末に恋人と別れた明美さん(38歳・仮名)の複雑な事情をお届けしました。
 明美さんは交際当時に妊娠をして諦めた際の費用について、当時の恋人であるユウジさん(42歳・仮名)にお金を立て替えていたままだと話します。
 ユウジさんから復縁を迫られている今、当時の約束を果たしてほしいと考えている明美さん。では、ユウジさんは一連の事情をどう捉えているのでしょうか。

あっけらかんとした口調で…

揉めに揉めた別れ際(写真:iStock)
揉めに揉めた別れ際 (写真:iStock)

「いやぁ〜……。明美の頑固なところには、本当に驚かされますね。

 明美とは友人のカジュアルな集まりでたまたま出会って、トントン拍子で付き合うことに。

 ただ、相手のことをよく知らないままに付き合っちゃったものだから、交際中は価値観の不一致が多くて、すり合わせが大変でした。

 喧嘩が増えちゃって、明美から別れ話を出されて、半年くらいかな? 揉めに揉めて、結局は別れようってことになったんですよ」

 あっけらかんとした口調で、こう話すユウジさん。

 明美さんと別れてからも女性との出会いはそこそこあったそうですが「どの女性も決め手に欠けたので、明美とよりを戻したい」と話します。

子どもを産んでくれって言えばよかった

別れるんじゃなかった(写真:iStock)
別れるんじゃなかった (写真:iStock)

「別れるときは、明美の別れ話の進め方に、本気で腹が立ちました。強引だし、一方的に被害者ヅラをするし……。

 まるで僕のせいで、ふたりの仲がダメになったみたいな言い方をされましたよ!

 だけど別れてみると、やっぱりいい子だったな〜って思うんですよ。

 実は僕たちは、交際しているときに明美が僕の子どもを妊娠したので、結婚するチャンスもあった仲なんですよね。

 だけどそのときの僕らは喧嘩ばかりしていたし、とてもじゃないけれど結婚して親になるっていう雰囲気でもなかったから、そのときの子どもは諦めたんです。

 今思えば、あのときに明美に子どもを産んでくれ! って、ちゃんと言っておけばよかったな〜って思いますけど、あとのまつりですね」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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