結婚式を挙げてはじめて周りが認めてくれた
年1回の帰省が当たり前になった頃、タイミングを逃していた結婚式を挙げようという話が出ます。1回目の結婚では式を挙げる余裕もなく、再婚3年目にして初めての結婚式です。昔から結婚式に憧れを抱いていた私は、年甲斐もなく張り切って準備をしていました。
式場は私の地元で行うため、オンライン打ち合わせでほとんどの仕様を決めてから現地で最終確認を行います。途中でコロナウイルス蔓延のために1年間延期を余儀なくされたり、招待人数を少なくしたりなど、理想通りの結婚式とはいえませんが、ようやく開催の目途が立ちました。
双方家族のみで行うため、気兼ねしないアットホームな式。ミュージカルのように歌いながら登場をしたり、私の仕事のひとつである占いとひでまるの趣味のカクテル作りを組み合わせた『占いBar』を余興として行ったりと、やりたい放題です(笑)。
そんなはちゃめちゃな式にもかかわらず、家族たちは涙を流しながら感動してくれました。最初の顔合わせの時から既に父が大号泣してしまうなどのハプニングもありましたが、みんな満足気な表情で会場を後に。
「これでようやく安心した。お前たちなら大丈夫だな」
父の言葉を聞けて、ずっと苦しめられてきた「お前はまた絶対に失敗する」という呪いはようやく消えました。そもそもの元凶は自分自身の行いであり、私と子どもたちの未来を真剣に心配するからこそ出てしまった言葉なのだと思います。
再婚の離婚率は50%以上!
結婚相談所などのデータによると、再婚してからの離婚率はなんと50%以上です。なかでも、ステップファミリー(子連れ再婚)は乗り越えなくてはならない問題が数多くあり、離婚率が非常に高いのが現状です。
ーー私はこの家族の涙を裏切らないように生きていきたい。
これからもたくさんの困難があるでしょう。しかし、「再婚して良かった」と胸を張れるように精一杯私なりの人生を歩んでいきたいと思います。
次回へ続きます。
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※本連載は離婚したくてもお金の問題で身動きが取れない“離婚予備軍”の方々に知って欲しい話をお伝えするものです。決して、離婚を推奨するものではありません。ただただ、素敵な未来への糸口やヒントになれば幸いです。
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