そういう大好きなものって、つい人に薦めたくなりますよね。でもあんまり熱が入ると相手の心を焦げつかせるかも……。
どろんぱでは、マキさんがお客さんから何か薦められています。
まくしたてても相手の興味はひけない
推しの存在、本当にありがたいですよね。
そういうものが何か一つでもあるっていうのは、すごく幸せなことだと思います。
そして他の人にもその幸せを分けてあげたいと思ってしまう……。でもこれ、めっちゃ迷惑です。
某女優さんが付けられたあだ名じゃないですが、まさに”笑顔の押し売り”状態。薦められる側がそこに幸せを感じなければ地獄絵図。
あげくの果てに、推しは広まるどころか「あの人を推してる人って圧が強いから苦手」と嫌厭(けんえん)される場合もあります。……と色々言いましたが、これらは全部、自分に何度も言い聞かせたい言葉です。
自分がされるとよくわかる
私はオタク気質なのもあって、推しがたくさんあります。
そしてできれば周りの人たちにも知ってほしいし、あわよくば好きになってほしい。それも推し活の一環と思い、つい熱弁してしまうことが少なくありません。
しかしある時、昔からの友人に「あんたは好きなものの話になると圧が強い」と言われたのをキッカケに猛省。
今は意識的に話題に出さなくなりました。ちょっとさみしいけれど、個人的にはそれで良かったなと思っています。
オタク同士はそれで良くても、まだ沼にハマってない人に最初から最大の“火力”で話をするのはナンセンス。それは自分がやられてみるとよく分かります。
全然興味のない話を延々とまくしたてられたら、誰だってうんざりです。とはいえ、私も完全にできているわけではないので、本当に気をつけたいです。
推しのいるみなさん、当てはまっていませんか?
登場人物紹介
マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。出勤率は低めだがその度しっかり売り上げを出し、時間になるとサラリと帰っていく。ピヨ崎さんは超太客。3人の子持ち。
ピヨ崎さん:どろんぱの常連客。マキが大好きで、何年も推している。なんだかんだでいつも新しいボトルを入れさせられるが、マキのちょっと強引なところもお気に入り。
ライフスタイル 新着一覧