「昔は良かった」と言うけれど
Hello、本日も童貞なり。
オレは65歳なんだけど、なんとなく60歳を超えたくらいから「昔は良かった」とか言い出す人っているよね。
たとえば、日本中どこへ行っても同じような街並みで風情がない…だとか、最近は日本でも海外のような凶悪犯罪が増えた…だとか。そういう人たちはいろいろと理由をつけて現状を嘆くのだけど、ちょっと考えてみてほしい。
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確かに、どこもかしこも近代化されたことで、昔のような味わいは失われたかもしれない。でも、そのおかげで、街が清潔かつ快適になったことは間違いないよね?
オレが子どもの頃の駅のトイレなんて、一歩足を踏み入れただけで、病気になるんじゃないか? ってくらい、暗くて不潔だったんだから!
治安だってそうだよ。警察庁なんかのアンケートでは、多くの人が「この10年で日本の治安は悪くなった」と答えたみたいなんだけど、犯罪発生率は年々下がっているし、統計やデータ上の数字は現代日本がかつてなく安全であることを示している。
それなのに、多くの人が目の前の事実に目を向けずに「昔は良かった」と思い込んでいるんだ。
過ぎ去った過去をいつくしみ、憧れる…。この甘くて切ない感情をノスタルジアと呼ぶ。今の価値観からすると考えられないけど、17世紀から19世紀にかけては戦争中に何千人もの兵を死なせてしまう深刻な“病気”として扱われていたそうだよ。
当時はそのノスタルジアによって無気力やうつ、睡眠障害を引き起こす人がいたり、動悸や認知症、果ては餓死など、ときには死に至る病だったとか。
ずいぶん大袈裟な気もするけれど…それが時を経て、センチメンタルな感情だけが残ったのかな。
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