ザーメンを持ち帰れない! どうしよう…
――このまま動くよ。
私の承諾を待たずして、彼は腰を前後させてきたんです。
――ああっ……くうっ!
思わず悲鳴を上げました。私の腰を掴んだまま、彼がズンズンと乱打を浴びせてきたんです。エネルギッシュな穿(うが)ちに、私はあごを反らせて、歯を食いしばりました。
(どうしよう……。このまま射精されたら……)
気が気ではありません。2台のカメラは回っているでしょうし、ICレコーダーも声を拾っている。でも、このままだとザーメンを持ち帰ることができない。
私は窮地に立たされたんです。
そんなことなど知るはずもなく、彼はなおもパワフルな連打を見舞ってきます。予想以上にタフでした。
(これなら2回は射精できる……?)
私は貫かれる快楽の最中、ザーメン採取の方策を必死に考えたんです。体は正直です。ペニスが行き来するごとに女蜜があふれ、ニチャニチャ……とはしたない水音が響いていて……」
まさかの失速でチャンス到来
――大変なことになりましたね、続けてください。
「正常位で貫かれながらも、私は『ザーメンのゲット』を模索しました。ICレコーダーが回っているので、会話も続けなければなりません。
――ああんっ……Xさんっ、いいっ……!
――まだまだアソコが締まって来たよ。T子のエロマンコは最高だ。
このまま射精に至ったらどうしよう……。どうしたらいい? そればかりが脳内を駆け巡りました。
と、その時、思いがけないことが起こったんです。Xさんの腰づかいが次第にスローテンポになってきたと思ったら、唐突にペニスが引き抜かれたんです。
――えっ、どうしたの?
――ごめん、実は昨夜は仕事が立て込んで、あまり寝てなくて……。
引き抜かれたペニスを見ると、なんとあれほど隆々とそそり立っていたペニスが、萎えているではありませんか。これはチャンスだと思いましたね。
事前に用意したペペローションを垂らし、「じゃあ、手でヌイてあげる♥」と申し出たんです。
ソープ嬢時代は、いわゆる『手コキ』のサービスもしていたので、これはラッキーだと積極的にサオや睾丸を刺激すると、
――ああ、極楽だ。
彼は至福の表情で私に身を任せてくれたんです」
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