一番安く済んだ金額は…なんと総額1万6000円!
メーカーと電話がつながり、修理についての相談をすると案の定、「今回のケースは保証対象外で、修理費はお客様負担になります。また、修理も早くて2日後ですね。時間は当日にならないとわかりません」。
あらかじめ理解はしていましたが、こうもはっきり言われると心が折れますね(笑)。すべて承諾の上で修理をお願いしました。
修理当日、どんなものを落としたかヒアリングされた後、修理のお兄さんが早速ドラム式洗濯乾燥機を分解し、待つこと約15分。「これですかね?」と渡されたのは、見慣れたあの小さなブラシ――。
「底まで落ちていなくて良かったです。洗濯機を回さないでくれたおかげですね。修理費も最少額で済みそうです!」
にこやかにそう言われ、安心したのも束の間。提示された金額はなんと1万6000円!!
内訳として、出張費4000円に、修理費1万2000円。もし、ブラシが底付近まで落下していた場合は、最高で2万円かかるそうです。また、洗濯機を回して万が一本体が故障してしまったら、30万円以上かかる場合も……。
こんな小さいブラシのせいで!
「今後、乾燥ダクトのお手入れは無理にしなくて大丈夫ですので。昔の機種はホコリが溜まる構造だったのですが、こちらの機種は最新のものなので洗濯の際に水と一緒にホコリも排出される仕組みになっています」
「そうだったんですか! え、やらなくてよかったんだ……」
「もちろん排水で流し切れなかったホコリは溜まりますが、それくらいのホコリは性能に影響しません」
「それを最初に教えて欲しかった……!」
私の絶望した表情に苦笑いのお兄さん。あっという間に事件は幕引きとなったのでした。
意外に多いドラム式洗濯乾燥機のトラブル
お兄さんいわく、ドラム式洗濯乾燥機のトラブルは結構頻繁にあるそうです。私のように乾燥ダクトに物を落としたり、小さなゴミなどが詰まって水漏れを起こしたり、乾燥できず生乾きになったり、異音がしたり……。
ドラム式洗濯乾燥機は高い買い物です。乾燥ダクトのお手入れをする際は、柄のついた長いブラシですることをオススメします。どうか、私の二の舞にならないようご注意くださいませ。
そして、もしやらかしてしまったのなら、先人の知恵から学ぶことで被害を最小限に留められるかも!? 慌てず騒がず、調べることの大切さを学んだ事件でした。
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