愛しているからこそ言えない“私、もっと充たされたい”
里菜さん(仮名・30歳・アパレル勤務)が女性向け風俗を利用するようになったきっかけは、ラブホテルで見たAV。
「女優さんがバックでイキっぱなしになってて、あ~、私あんなになったことないよって。腰が抜けたみたいにグッタリしてるのに、男優がちょっと腰を振ると電気が流れたみたいに、またイッちゃう。よだれ流して、白目むいて。正直、うらやましかった……」。
彼氏に“こんなふうになりたい”と言ってはみなかったのでしょうか?
「言えないですね……。愛情をたしかめあうためにセックスしているんだと思うので。そういうの求めたら関係が壊れちゃいそうな気がします」
わかるわかる! 男の人って、彼女にそういうこと言われるとヘンに凹んだり、逆ギレしたりしかねません。俺がヘタだって言うのかとか、お前がそんなビッチだとは思わなかったとか、とにかくメンドクサイ。
それ以来、こっそり“AV男優”“会える”“プレイ”“セックスの悩み”などを検索していた里菜さん、AV男優の出張ホストや性感マッサージがあることを知りました。
SEXのクセを直しイクこつを発見
行為中の力みが快感の邪魔をしていた!?
半年以上も掲示板を見たり、お悩み相談にメールを送ったりして、ついにキャストとラブホで会ったときに発見がありました。
「体の力を抜いてって何度も言われたんです。私、セックスのとき無意識に体に力を入れてたみたいで。特に彼氏がペニスを入れてくると、がんばって力んで締めてました。そんなことする必要ないんだよ、と言われてビックリで……」
お風呂であたためた体をアロママッサージ。うっとり身をまかせていると、いつの間にかアソコのマッサージがはじまっていました。ゆっくり、柔らかく、丁寧に……。
アソコの隅から隅までまで、あたためて溶かすような感覚。完全に脱力したまま、気がつくと何度もイッていました。
「絶妙なんですよ。もっと激しくされたい、もっと中まで入れてほしいって思うギリギリのところを攻めてくる。そうなると体中が刺激を待ってしまって、どんどん敏感に、イキやすくなる。中も入り口近くと、真ん中の辺りと、奥のほうと感覚が違うってこと、はじめて知りました」
変化に気づいたのは里菜さんの彼氏でした。
「里菜ちゃん、すごい。中がからみついてくる感じ、めっちゃ気持ちいい!」
今にもイキそうに息をはずませる彼氏を見て、女としての自信がわきあがってきました。
ラブライフの質改善を相談できる!
「それまで必死にキュッキュと締めていたのがバカみたい。中が敏感になったから、彼氏のペニスが入ってくると、膣が勝手にギューーーンと締まるようになったんですよ。彼氏とのセックスの回数も増えました」
そんなセックスライフを左右するような体験をさせてくれたキャストを好きになってしまうことはないのでしょうか?
「セクシー男優とはいえ役者さんですから、体も引き締まってるし声もいい。でも、私にとってはセックスのクリニックみたいな存在。セックスの問題を治してくれるお医者さんってないですから」
料金はふつうの女性専用風俗より高く、料金が5万、6万と、お高い人気のセクシー男優ほど予約も取りづらいそう。まさにスペシャルな存在。
里菜さん、今は利用していませんが「またセックスのことで悩んだら行きます」。いざという時のかかりつけ医、と考えているようです。
(次回に続きます)
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