3年経って夫婦仲は穏やかに
「だけど今、不倫問題から3年経って、夫婦仲はすごく穏やかになりましたし、関係は落ち着いています。
あのとき僕の不倫を許してくれた妻には、感謝しないとダメなんだろうなって思っています。
そりゃあ僕も人間なので、妻に対して不満はいくつもあるし、もうちょっと仲のいい夫婦になりたいなって思うことも多々ありますが、それは高望みなんだろうと自分に言い聞かせて、とっくに諦めました」
刺激もないけれど、その代わりに争いごともなく淡々とした日々に対して「これが世の中で言うところの『幸せ』ってやつなんですかね?」と話すユウスケさん。
今後の夢や理想とする家族の形について聞いてみると…。
妻とのレスを解消したい
「不倫をした僕が言うのもおかしな話ですけど、妻とのレスを解決したいですね。不倫発覚以来、妻は一度も抱かせてくれません。不倫のせいで、生理的な嫌悪感が強いんでしょうね。
本当なら、妻の義務でもあるんだから抱かせろ! と言いたいところですが、僕は過去に不倫をしてしまった負い目があるので、妻がその気になってくれるまでじっと待つしかありませんね。
でも、これからずっと何十年も妻と生活していくわけじゃないですか。それなのに、死ぬまでレスのままっていうのは寂しいじゃないですか。
子どもがある程度大きくなってきた今は、レスを解消するのに適した頃合いなんじゃないかと思っているんですよ。待っているだけだとレスは絶対に解消しないだろうから、ぼちぼち僕からも、妻がその気になるように働きかけたいなって思っています」
◇ ◇ ◇
恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。
まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
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