オス殿は「女の健康状態」を嗅ぎ分ける!あなた自身を癒す香りとケアは?

太田奈月 調香師・IFA国際アロマセラピスト
更新日:2024-01-23 06:00
投稿日:2024-01-23 06:00

フェロモンの源は健康! 内臓をやさしく労わる香り術

くんくん(写真:iStock)
くんくん (写真:iStock)

 年始の賑やかさが落ち着くこの時期、胃腸に疲れを感じている人も多いのでは?

 体の内側(内臓)が疲れていると、いくら着飾ってもフェロモンや色気は生まれません。フェロモンを生み出すには「余裕」が大切で、健康という土台があってこそ、余力がフェロモンになり、色気につながるのです!

 特に男性は、女性の健康状態をフェロモンとして嗅ぎ分けます。魅力的なオスを引き寄せ、色気を育てるためにも、普段から内側のケアを心がけましょう。

 今回はフェロモン度別に、不調が出やすい臓器とアロマによるセルフケアを紹介します。

「フェロモンジャッジ」ってなに?

 素敵な女性はいい香りがする――。

 そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけでなく、心身ともに活力がみなぎってオスたちを引き寄せる魅力がアップします。

「フェロモンジャッジ」では、調香師・太田奈月が貴女のフェロモン度数を診断! おすすめの香りとともに日々の癒しと元気のヒントをお届けします。


【1月後半】貴女のフェロモン度を判定!

     ↓   ↓   ↓   ↓

フェロモン度90%の貴女は…

官能と純粋さを合わせ持つ最強モテ「処女」

 フェロモン度数90%の貴女は意識のあるなしに関わらず、オスが思わずムラムラしてしまう、桃のような甘い匂いを全身から発しています。

 男性から見た貴女は、いつも笑顔で明るく、小さなことでも素直に喜んで受け入れてくれる、一緒にいて心地のいい存在。モテモテの男性でも「絶対に手放したくない」と一途に思うようになるくらい、処女にはオスを惹きつける魅力があります。

 守ってあげたくなるようなか弱さの貴女は、パートナーの呼吸やペースに合わせるのが得意な“肺”タイプです。

 相手の喜びや悲しみを自分事として感じ、相手のペースに上手に合わせられるぶん、自分自身の呼吸を整えることも大切ですよ。

【内側を整える癒しの香り術】
 ラバンジン×肺

生のラバンジン(ラバンディンとも)はラベンダーにそっくり(写真:iStock)
生のラバンジン(ラバンディンとも)はラベンダーにそっくり (写真:iStock)

 ラバンジンは、やさしいラベンダーとすーっとしたローズマリーの間をとった薬草のような香りが特徴。

 ややマニアックですが、他者とのバランスをとりながら自分らしく生きるのを応援してくれるようなアロマです。

 無香料のジェルやホホバオイル5mlに対してラバンジンの精油を1滴たらし、首から鎖骨にかけてやさしくマッサージしましょう。朝に行うと呼吸が整い、心からの笑顔につながるはず!

フェロモン度80%の貴女は…

大人の色気を持つ妖艶な「熟女」

 処女に次いでフェロモン度数の高い貴女は処女よりも大人の色香、ミステリアスな一面を持っています。

 人知れず重ねた苦労が熟女の色気をつくり、女性らしいボディからもフェロモンとなって醸し出されています。

 男性に甘えさせるのが上手で、カレも貴女にだけは弱みや涙を見せることがあるのでは?

 大きな愛で包み込む熟女は、我慢強くもある“肝臓”タイプ。体の土台となるたんぱく質やコレステロールをつくり、ホルモンや美肌などの美容面でも重要な肝臓ですが、「沈黙の臓器」と言われています。

 包容力のある貴女も疲れをためやすいところがあるので、たまには肝臓を労わってあげましょう。

【内側を整える癒しの香り術】
 ローズマリーベルべノン×肝臓

香りに癒されながら(写真:iStock)
香りに癒されながら (写真:iStock)

 さまざまな種類があるローズマリーの中でも、肝臓のケアに向いているのがローズマリーベルべノン。すっきりとした香りで解毒作用があり、肌ツヤなど熟女の艶やかな色気を支えてくれます。

 無香料のジェルやホホバオイル5mlに対してローズマリーベルべノンの精油を1滴たらし、お腹の右側上(肝臓の位置)を前と後ろから挟むようにやさしく塗りましょう。

 疲れを感じる日の夜に行うと、翌朝には肌ツヤが回復して輝いているはずです!

フェロモン度50%の貴女は…

同性が惚れるかっこいい「イケメン女子」

 周囲から「かっこいい」といわれることが多く、ずばり「できる女」。ストレスがたまり、お疲れモードになると、カッコよさが薄れ、「疲れている」感が外見にも出てしまうので要注意!

 恋も仕事も常に真剣勝負のイケメン女子は、理想のためならどんな努力も惜しみません。行動力があって、自他ともに心臓の強さを認めているでしょう。

 報酬ホルモンのドーパミンを求めてドキドキすることが大好きだからこそ、“心臓”に負担がかかりやすいとも言えます。

 高い目標を掲げて突き進むだけでなく、ゆっくり休む時間もつくってくださいね。

【内側を整える癒しの香り術】
 メリッサ×心臓

ご自愛精神を大事にしましょ(写真:iStock)
ご自愛精神を大事にしましょ (写真:iStock)

 刺激を求める貴女は、移動中などの隙間時間に体を休めてエネルギー充電するのが、毎日生き生きと過ごすためのポイント。

「生命のエリキシル(万能薬)」といわれたメリッサのさわやかな香りでリフレッシュするとよいでしょう。

 寝る前に無香料のジェルやホホバオイル5mlに対してメリッサの精油を1滴たらし、心臓に近いデコルテにやさしく塗布します。

 メリッサは可憐な花を咲かせながら、地下では根を力強く張り巡らせる生命力あふれる植物。精力的に生きるイケメン女子にぴったりです。

フェロモン度30%の貴女は…

独自の世界観を放つ個性的な「無臭の女神」

 確固たる信念を持ち、我が道をいく貴女。周囲からは「変わっているね」と言われることが多いのでは?

 個性的で好きなオスにも染まらず、自分の都合を優先する生き方を好むようです。

 独特のオーラを放つ無臭の女神は、「変人」も誉め言葉になるような異彩な存在です。誰にもマネできない魅力があり、自分の価値観やペースを崩すことはありません。

 その一方、見えないところで努力を怠らない面もあり、他人からは普段の活動がわからない貴女は“腎臓”タイプ。ストレスをため込むとむくみやすいので、水分をとって体の巡りをよくして、腎臓を労わってあげましょう。

 ネガティブな感情や疲れを洗い流し、フェロモンを出すための余白(スペース)を持つように意識して!

【内側を整える癒しの香り術】
 パインニードル(松の香り)×腎臓

乾燥する季節、水分もうまくとりながら(写真:iStock)
乾燥する季節、水分もうまくとりながら (写真:iStock)

 まっすぐ伸びる針のような葉を持つパインニードルは、解毒作用が強く体のむくみや心のわだかまり解消を助けてくれます。

 無香料のジェルやホホバオイル5mlに対してパインニードルの精油を1滴たらし、足首やふくらはぎに塗ります。特に、膝の裏側やアキレス腱まわりは丁寧にマッサージしましょう。

「私は私らしく生きる」という思いを肯定してくれるようなすっきりとした香りが、疲れた心身を癒してくれます。

  ◇  ◇  ◇

※精油の成分中には、皮膚刺激の強いものや光毒性をもつものもあります。敏感肌の方、妊娠中の方、基礎疾患・アレルギーのある方などは事前に安全性を確認し、使用するときは十分ご注意ください。

 貴女が放つフェロモンは日々、変化します。おすすめの香りを上手に取り入れ、良縁を手繰り寄せていきましょう!


 

太田奈月
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調香師・IFA国際アロマセラピスト
 静岡県生まれ、茶農家の父、美容家の母を持ち、幼少期から香りと美に関する知見を深める。英国ケンブリッジにてホリスティックアロマテラピーを学び、アロマセラピストとして活動、様々な人種・国籍のクライアントのトリートメントを体験する。

2011年、「Natsuki Ohta JAPAN」香水ブランドを設立。「肌は嘘つかない」がコンセプトのフェロモンジャッジ🄬、天然アロマ香水 アロマパルファン🄬の創設者で、2000年開校の「アクトインターナショナルスクール」校長を務めるかたわら、調香師として企業とのコラボ企画やメディアに出演。あらゆる可能性を秘めたアロマテラピーの啓蒙活動を行う。

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