仕事帰り、ぶつかりおじさんのちかん被害に遭遇!? 私はどう対処すれば…

コクハク編集部
更新日:2024-04-06 06:00
投稿日:2024-04-06 06:00
 先日、電車の中で「ぶつかりおじさん」に遭遇し、周囲に分からないような形で身体を触られました。あの時、自分はどんな対応をすればよかったのか? と考えています。

ぶつかる振りをして…

 ある日の仕事帰り、ちかん被害に遭いました。ここ数年、ニュースなどで取り上げられる「ぶつかりおじさん」の亜種というか、ぶつかるついでに下半身を手の甲で触られ、一瞬それがちかんなのか、何かしらの悪気のないハプニングだったのか判別がつきませんでした。

 瞬時に判断できませんでしたが、改めて振り返ると、その相手は意思をもって触ってきていたように思います。

 ◇  ◇  ◇

 それは職場からの帰り道、駅のホームから電車に乗り込む時に起こりました。

 ホームに人はまばらで、入線してきた電車から降りる人もほとんどいなかったので、人がぶつかるような状況ではなく、すれ違えるスペースは十分ありました。

 だけど、電車から降りてきた1人の男性は、なぜだか正面から真っすぐ私の方に向かってきて、こちらが避けようとすると、腕で下腹部に触れてきたのです。

 すれ違いざまですが、下腹部に押し付けられた手が腰をぐるっと回って撫でるように、そのままお尻のほうまで移動してから、離れました。

 偶然、当たってしまったにしては長い時間で、かつ身体に沿って腕を移動させる執拗な動きでした。

「たまたま」にしては不自然すぎる

 何が起こったか理解できないまま、反射的に「えっ?」と思って振り向くと、グレーのスーツの背中と、指を中途半端に内側に曲げた妙な形の手が見えました。

 おそらく、「えっ?」という声は実際に出ていたはずですが、男性はこちらを振り向くことなく、スタスタとホーム上のエスカレーターに向かい、少しうつむいたまま改札階へと上がっていきました。

「これはたまたまぶつかったんじゃない。ぶつかる振りをして手の甲で体に触って、もし何か言われても言い逃れしようとしているんだ」

 電車に乗り込んだ時点で、自分がやられたことに冷静に振り返ります。電車を降りて追いかけ、声をかけて確かめたほうがいいのかもしれない。でも、顔をしっかり見ていないし、もう間に合わないほど離れてしまった…。

 数秒考えた後、結局、私は電車を降りませんでした。17時20分過ぎ、保育園のお迎えの時間が迫っていました。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


中年女の前髪問題、もう「600円カット」で良くない? “アンガ田中似”美容師の実力はいかほどか
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
“そういうこと”を求められて――芸能界で夢を追う娘からのSOS。頬はこけ、目にはクマ…送り出した母の後悔
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われて...
花粉症の敵“ブタクサ”と間違えないで!「黄色い悪者」が秘めた意外なパワー。実は身体や美容の味方?
 神奈川の片田舎にございます、猫店長「さぶ」率いる我がお花屋。この季節になると店のぐるりはアノ「黄色いテロリスト」に包囲...
七五三の“裏側”は苦労だらけ!親たちの泣き笑いエピソード。せっかくの着付けが一瞬で台無しに…
 子どもの健やかな成長を祝う「七五三」。日本ではとてもメジャーな行事ですが、実は準備から当日まで、各家庭には様々な苦労が...
私は“お義母さん”と結婚したんじゃない! 姑はまるで上司…「実家マウント」に妻がとった対抗策
 幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
「おめでた?」それセクハラ! 上司からの面倒くさいLINEを晒します。ダジャレ連発はキツイって…
 どんな職場にも気の合わない人はいますよね。たいていはスルーしたり、距離をおいたりすればいいと思うのですが、相手が上司だ...
セルフレジ、正直めんどうじゃない? “地味にストレス”な瞬間8つ。機械の注意がうるさ~い!
 コンビニやスーパーを中心に、急速な勢いで普及しているセルフレジ。様々なメリットがある一方で、セルフレジについてもやもや...
猫の“鼻チュー”させてよ~! ずっこけ“にゃんたま”の恋は実るかな?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
こっそり教えます! 実は私が“詐称”してること7つ「経験人数2人は大ウソ」「インスタ料理は母親作」
 あなたは、なんの偽りもなく生きていますか? 自分をよく見せたくて、あるいは相手に話を合わせたくて嘘をついてしまうことは...
【漢字探し】「孆(エイ)」の中にまぎれた一文字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「飲み物買ってきて」私は“付き人”ですか?? ママ友からのびっくりLINE3選。図々しさに絶句…
 ママ友がいないことをネガティブに捉える人もいますが、いたらいたで違う悩みや厄介事が増えるかもしれません。今回は、図々し...
「代官山のトレースだね」地元同級生からの“皮肉”が刺さる…“私は違う”と信じた女が虚飾に気付く瞬間
 都内から鈍行電車で2時間ほどの港町の故郷に朱里はUターンし、古民家を改装したギャラリーカフェをオープンする。しかし、知...
「Google☆1つ」の屈辱。感度の高いカフェは“地元民”に理解されないの? Uターン女が頼った最終手段
 都内から鈍行電車で2時間ほどの港町の故郷に朱里はUターンし、古民家を改装したギャラリーカフェをオープンする。元イラスト...
「クソださ…」田舎を自分の力で変えてやる――理想の“カフェ”を開いた女の野望と誤算。おじさんのたまり場にしないで!
 根上朱里が生まれ育ったのは、東京から鈍行列車で2時間ほど揺られた終点にある港町だ。  近年は都内から気軽に行ける...
ドキッ。無意識にやってるかも…“警戒される人”8つの特徴。その笑顔、怖がられてるよ!
 人に距離を置かれる、人と深い関係になれないなど、人間関係で悩みを抱えているそこのあなた。もしかしたらあなた自身の言動が...
ヤバッ!「また友達いなくなるよ」一言で音信不通。LINEで“送らなきゃよかった”禁断ワード3選
 大切な人とケンカになったときは、ちょっと距離を置いて冷静になるべきかも。感情的になったまま会話を続けると、相手を傷つけ...