きっと、夫も気付いていた…40女が長年の“腐れ縁”にケリをつける日

コクハク編集部
更新日:2024-07-09 06:00
投稿日:2024-07-09 06:00
 実は筆者には、結婚前から長く続いている“腐れ縁”があります。その相手を仮にP氏とします。

20年以上、抱き続けた関係

 P氏との関係あもうかれこれ20年以上になるでしょうか。友人たちの多くもP氏の存在を知っており、まだ完全に別れていないことを告げると一様に眉を顰めます。

「早く手を切ったほうがいいよ」「今からでも遅くないよ」「怖いんだったら一緒についていこうか」などなど…。

 彼女たちの言葉は胸に響くのですが、生来面倒くさがりな上、怠け者の筆者は、いまだにずるずるとP氏との関係を断ち切れずにいます。

 もはやいいことなんてひとつもないし、おかげさまで胃は痛む一方なんだけれども、どうしても思い切れないのです。

【人気で読まれています】生理が来ない47歳女、婦人科で「閉経診断」。更年期の揺らぎって何?

怪しむ夫の前に冷や汗

 おそらく、夫もP氏の存在を薄々は気づいているでしょう。

 久しぶりに夫と焼肉に出かけた時のことです。その頃はP氏の機嫌がたいそう悪く、筆者もそのあおりを受けて、胸がモヤモヤムカムカしていました。おかげで大好物の焼肉を前にしてもあまり食欲が出ず…。

「調子悪いの?」

 箸が進まぬ筆者に、夫は心配そうに尋ねます。

「いや、胃がちょっと…」

 そうごまかしたのですが、何か勘が働いたのでしょうか。

「最近、そういうの多いよね」

 と、珍しく食いついてきます。筆者は冷や汗をかきながら、「まあ年も年だしね」と防戦一方。

 その日は、何とか切り抜けたものの、後日、夫は胃薬を買ってきてました。その優しさに感謝しつつも、申し訳なさに涙が出そうでした。

 このままではいけない、早くP氏と決別しなければ! 焦る筆者についに別れを切り出すきっかけが舞い込んだのです。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「ウザいって言ってたよ」怖いのはネット? それとも…SNSなしでも“炎上”したあの頃。悪意が燃える瞬間
 SNSがコミュニケーションの重要なツールとなって久しい。速さに追われる時代に、言葉を選ぶ“間”の大切さを思い出させてく...
賃貸か購入か…40代からは住まいをどう選ぶ? “おひとりさま”の正解ポイント【資格保有者監修】
「賃貸か、購入か」。  住まいの話題になると必ず浮上するこのテーマは、避けて通れない話題です。特に子育ての必要がな...
恋する“にゃんたま”、全力ダッシュ! 気持ちがあふれて思わずピョン♪
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
口癖は「うちの血が濃い」…義母の“幻想”を崩壊させた息子の行動。愛情の深さはDNAで決まるの?
 幸せなはずの結婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
「夫のスマホを監視してます」円満なのは表面だけ? 実は怖~い“我が家の闇”7つ
 一見仲良し家族だけど、実は…という他人からは見えない家庭の闇。今回は、皆さんから寄せられた「我が家の闇」エピソードを紹...
「スケジュール管理ができない人」は一体何だというのか。運だけで生きてきた私に浮上した、ある疑惑
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
「住職おくって」に爆笑! 恥ずかしいLINEの“打ち間違い”3つ。欲しかったのはそれじゃない泣
 急いでLINEをしなければならないときや考え事をしている最中にLINEするときこそ、文面はよーく確認したほうがよいかも...
「とめ子って可愛い」時代錯誤と笑われた名前が“レトロブーム”で大逆転。28歳女性が気づいた“流行”の儚さ
 キラキラネーム、シワシワネームなど年代によって異なる名前の傾向。名前が社会的ラベルになる現代では、名前を見ただけで性格...
【表現クイズ】江戸時代の“生理用品”、別名は「猿、馬、狐」どれでしょう(難易度★★★★★☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
パワハラで限界…「帰ってきなさい」母の一言に救われた。永久保存したい感動LINE3選
 表情や声のトーンが分からないLINEでも、気持ちは伝わるもの。あなたが何気なく送ったLINEも、誰かに保存されているか...
もはや付録が本体では??「美ST」1月号の“現品リップ+糸リフト級マスク”で元が取れすぎる。
 今月も美STがすごい。2026年1月号特別版を買ってみました。特別版は1,150円ですが「定価1,540円の現品リップ...
スナックの良し悪しは「ポテトサラダ」で決まる? ホステスが確信する“自分に合う”お店選びの極意
 自分に合うスナック、ぜひ大人のみなさんには見つけていただきたい!  ただやっぱり好みは人それぞれなので、なかな...
5歳児がHIPHOPで“国会”を学べるなんて! 庶民の私が娘を「知育教室」に通わせたワケ
「みーちゃんも試験うけて高級なおりこうさん学校いくよ」――保育園年長の娘が突然の“お受験宣言”。庶民的な家庭に生まれ、高...
イカ耳で警戒中! まあるい尻尾の“にゃんたま”先生、相変わらずキュートだね♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年よ、大掃除はお早めに! 冷蔵庫掃除に悪戦苦闘…おばさんが陥った“経年劣化”によるワナ
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...