「効果はどれぐらい持続する?」気になるボトックス注射の疑問6つ
ボトックス注射とは、筋肉の収縮を弱める注射のこと。筋肉はアセチルコリンという神経から放出される物質から司令を受けて収縮します。
ボトックスは無毒化されたボツリヌス菌という菌で、標的部位に直に注射することで神経から出るアセチルコリンの放出に関わるSNAP25をブロックする作用があるため、筋肉は収縮できなくなります。
Q1. ボトックス注射はいつから始める?
一度皮膚に刻まれたシワを消すのはなかなか難しいため、30代から始めるのが望ましいです。
Q2. 痛くないの?
注射なのである程度の痛みは感じます。イートップでは痛みを和らげるために3つの対策をご用意しています。1つ目は単純ですが、しっかり冷やすこと。痛覚をある程度麻痺させられます。2つ目は、注入部位とは別の場所に振動を加えて“一点集中”の意識を分散させ痛みを少しでも感じにくくさせます。ここまでは無料で行います。
3つ目は笑気麻酔です。鼻もしくは口から吸う麻酔で、お酒に酔ったような感覚になり、痛みを感じにくくしてくれます。3,300円ほどかかりますが、私増田自身もボトックスを打つ時は毎回使用し、大変効果があります。
お酒に強い方は効きにくいというデメリットがありますが、一度やってみる価値はあると思います。
Q3. 効果はどのくらい持続するの?
ボトックス注射の効果は3カ月~半年ほど。個人差がありますが、年間2~4回施術すれば、シワが少ない状態を維持できます。1回の施術料金の目安はボトックスの種類と必要な量にもよりますが当院では1カ月間の保証付き(効果が足りなければ無料で追加)で、FDAの認可をとった安心安全なアラガン社製で1部位18,000円~。
エラや脇、肩などは分厚くて大きい筋肉に効かせる必要があるため、料金は高くなります。韓国製のボトックスはさまざまな種類がありますが、数千円の設定にしているクリニックが多いです。
Q4. 打ち続けるとどうなる?
打ち続けることによる効果は主に2つ。1つ目は筋肉は使われないとどんどん薄くなっていくので、効果が持続するようになっていきます。はじめは3ヶ月に1回、5回目以降は半年に1回でも効果が続くようになる場合が多いです。
2つ目はボトックスに耐性ができてしまう可能性があります。注入しても効果をあまり感じなくなった場合はこのパターン。ですが、安心してください、対策はあります。ボトックスの種類を変えるだけです。
韓国製であれば米国アラガン社製にすると効果をまた感じる可能性が高いです。さらにもう一段階、FDAの認可を受けたボコーチェア(ゼオミン)と呼ばれるボトックスで、お値段は少々張りますが、圧倒的に耐性が出にくい商品なのでおすすめです。
Q5. やめるとどうなる?
1回でやめると、1年以内に確実に筋肉は元通りに復活します。一度やってみて違和感や体質に合わないと感じたら終わりにすることも視野に入れても良いかと思います。
Q6. ボトックスによる副作用は?
眼輪筋は目の周りをぐるっと一周取り巻く筋肉ですが、目尻側の一部の筋肉が頑張らなくなると、目頭側の筋肉が頑張って収縮しようとします。この代償反応が目頭側のシワを増やしてしまい、“シワのシワ寄せ”を作ってしまうのです。
“シワのシワ寄せ”は筋肉を強く収縮させないと起こらない現象のため、特に気にならないという方が多いのですが、稀に気になる方がいらっしゃいます。
写真は私増田の目尻、眉間ボトックス施術前(左)、2週間後(右)のものです。目頭側のシワが深くなっているのが分かります。
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目尻のボトックス注射を行う際は、しっかりとトレーニングを積んだドクターのいる安心安全な美容クリニックを選んだ上、カウンセリングで希望や不安をきちんと伝えることが大切です。
次回は「おでこ&眉間のシワ」を取り上げます。またお会いしましょうー!
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