産婦人科医の「腟ヒアルロン酸」セミナーに潜入! 感度が高まるって本当? 女性への実技も見学してきた

河合桃子 ライター、ジャーナリスト
更新日:2024-10-09 06:00
投稿日:2024-10-09 06:00

 目元のシワやほうれい線、眼頭下から頬中央まで斜め下方に表れるゴルゴラインなどを目立たなくさせる方法して、主流の美容整形施術のひとつになっているヒアルロン酸注入法。

 豊胸などに用いられることもありますが、最近では腟ヒアルロン酸(以下、腟ヒアル)注入も注目されつつあるようです。

 今回は産婦人科医として周産期患者を診るだけでなく婦人科美容医としても活動する宮本亜希子先生による、腟ヒアル注入セミナーに密着してきました。

【関連記事】三上悠亜や有名女優を名器に!密かなブーム「下半身整形」気になるあれこれを人気医師に聞いた

「膣ヒアルロン酸」は性行為の他、尿漏れにも効果が

 宮本先生は勤務医として産婦人科や婦人科美容に勤めながら「生涯、女性が性を大切に愛し、楽しめるように」と女性ならではのトラブルや悩み、アンチエイジングなどを解消するための施術を行なっています。

 そんな中で、加齢や出産などにより尿漏れや締まりに悩みを抱く方や、性行為をより楽しむための感度や潤いを改善するための施術を医療関係者に教えています。

 今回は産婦人科医の中川百合子先生と長沼佳世先生も参加するなか、咲江レディスクリニックを開設する丹羽咲江院長のクリニックで、あっこ式腟ヒアル注入のセミナーが行われました。

 最初の1時間は、宮本先生作成のパワーポイント資料を参照しながら「なぜ膣ヒアルを行うのか?」「施術後、女性にはどんな変化があったか?」などをこれまでの症例をもとに説明。

 腟ヒアルを注入した女性は「彼氏に緩いと言われ自信を失っていたけど、腟ヒアルをしてからはきついと言われることが増え自信がつきモテるようになった」という20代女性や「性交痛があったけど、腟ヒアルを注入してから潤うようになり、痛みが解消された」という30代女性もいたようです。

女性医師が実際に注入を体験

 座学の後は、宮本先生指導のもと施術を行う実技時間となりました。注入するヒアルロン酸は「ニューラミス」という韓国製の最高品質のもので、顔のほうれい線や目元のシワ解消の際にも使用されるものだそうです。

 実際に注入される中川先生は怖がりで痛がりなようで、腟に麻酔の注射を打つ際は「痛くないかしら…」と不安げな表情を浮かべるも、丹羽先生の「チクッとしますよー」という声かけで「思ったほど痛くない!」と安堵していました。

 その後、腟を広げるクスコを使って腟内にヒアルロン酸を注入しやすいような状態にし、腟の上部と下部あたりの数カ所にヒアルロン酸を注入していきます。

河合桃子
記事一覧
ライター、ジャーナリスト
1977年生まれ、週刊誌を中心に執筆。大分県の椎茸農家から都内のハプニングバー摘発事件まで幅広く取材。ライフワークはママ友の家庭のいざこざや性愛事情を聞くこと。

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


健康診断でわからない「隠れ貧血」のリスク。 だるさ、イライラの原因は年齢以外にあり?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ブルドッグ顔におさらば! 3秒でできる若見え“メイク”テクニック。コンシーラー1本で激変するコツ【美容家解説】
 夏の疲れが、顔に出ていませんか? 鏡を見て、「なんだか不機嫌そう…」と感じるなら要注意! 年齢を重ねると、どうしても顔...
37℃の熱がダラダラ続くのなぜ? たかが微熱と放置しないで。日常に潜む「体温が上がる」生活習慣【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
えっ、納豆にタピオカも!? 実は“カロリーお化け”な食材4選。じゃあ、美容効果バツグンなおやつは?
 ダイエットの大敵といえば、「おいしい食べ物」ですよね。でも、完全に我慢するのは逆にストレス…。多くの人はできるだけ低カ...
汗が止まらない→頭痛や倦怠感の原因に。実はリスクだらけの多汗、自宅でできるセルフケア【医療従事者監修】
「服の汗染みが恥ずかしい」「毎日タオルが手放せない」こんな滝汗に悩んでいませんか? 汗はからだの正常な働きですが、多すぎ...
日焼け止めも日傘もめんどくさい! ズボラ女に捧ぐ夏の「美肌キープ」対策。高級コスメより大切なことって?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
そのダイエット、骨格タイプに合ってないかもよ。診断別に“理想の痩せ方”がある? ナチュラルは全身運動が◎【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
女性は“脱水リスク”が高い理由。猛暑で「喉が渇いた」時にはもう遅いって知ってた?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
髪の日焼け、忘れてない? 夏の紫外線対策とヘアケア方法をおさらいしましょ
 夏の強い紫外線が、肌だけでなく髪の毛にもダメージを与えるのをご存じですか? 毎日しっかりスキンケアしていても、髪がパサ...
ギリギリ…恥ずかしい“歯ぎしり”どうすればいいの~!? 睡眠不足や肩凝り、4つのリスクと対処法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
実は損する? 2wayコスメは「のっぺり顔」の危険アリ。かしこい買い方を美容家が教えます
 美容でも、節約を心がけたい! けれど、もしもその節約術が「間違いだらけ」だったとしたら…?  時短美容家の並木まきが...
「腸活」で“幸福感”が上がるってホント? 嬉しい4つの効果と手軽に始められる3つの方法【医療従事者監修】
 最近注目されている「腸活」は、腸内環境を整えることで免疫力や代謝、メンタルまでサポートしてくれる健康習慣です。  実...
粉薬×ジュースは“相性”があるってホント? 飲みにくい粉薬はこう対処するのが正解【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
日焼け止め、重ねたら「効果もアップ」するの? 下地を塗る順番も聞いてみた/医師監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
あっつ…夏の不眠、どうにかできない? 熱帯夜に「ぐっすり眠る」ための4つの方法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
去年の「日焼け止め」使っていい? 意外と知らない買い替え時期、あの場所での保管は極力避けて!/医師監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...