【直撃】「死んだ方がマシ」がん患者の拒否で悲痛の決意! 東大医師が女性器形成に力を注ぐワケ

河合桃子 ライター、ジャーナリスト
更新日:2024-06-19 06:00
投稿日:2024-06-19 06:00

 名器整形など、下半身に特化した医院「ヴェアリークリニック」。前編では実際に受けた有名人のお話しや、手術の種類などについて伺いました。後編では「小陰唇縮小術」のメリット、そして先生が開院に思い至った意外すぎる理由などをお話しいただきます。

前編:三上悠亜や有名女優を名器に!密かなブーム「下半身整形」気になるあれこれを人気医師に聞いたはこちら】

直腸がんの女性が手術を拒否。その理由は…

 デリケートゾーン整形をカミングアウトした有名人で、忘れてはいけないのは格闘家で故・山本“KID”徳郁さんの元妻で実業家のMALIA.さん。

 2023年にInstagramのストーリーズで、4人目の子供を出産後に「小陰唇縮小術」(17万円から)を受けたことを公表。MALIA.さんはその際「ちょっとしたプチ整形より簡単だと思う」と個人の感想を綴っています。

排尿時のトラブル解消にも

 井上先生の医院で「小陰唇縮小術」を受けた有名人の方はいたのでしょうか?

「僕が把握していないだけかもしれませんが、この施術を受けた有名人の方は覚えがありません。『小陰唇縮小術』は経産婦の方だけでなく20代でまだ出産は未経験の方も受けられます。

 俗にいうビラビラ部分の小陰唇の左右の長さを合わせたり、出産により伸びてしまった部分を機能として問題ない長さまで切り揃えます。

 20代でこの施術を望まれる方は『彼氏に黒いと言われた』とか『長いと言われたことがコンプレックスだった』という方や、自転車に乗ると擦れて痛いとか、排尿の際に尿があちこちに飛ぶのが嫌だなどの理由の方がいらっしゃいます」

「医者に晒すなら死んだ方がマシ」

 実はこの女性特有の小陰唇の色味や形状のコンプレックスこそが、序盤で大きな謎となっていた「東大医学部卒の超エリート外科医がなぜ下半身整形クリニックを開院したのか?」の答えに繋がるのです。

 井上先生に「ヴェアリークリニック」開院のきっかけを聞くと、まだ大学病院で下半身の疾患を専門とする外科医だった時に遡ります。

「ある40代の女性患者さんから、ステージ1の直腸がんが見つかりました。内視鏡治療によるがん切除は難しいものの手術をすれば治せる確信があったので、提案をすると『手術は受けたくない』と言うのです。

 時間をかけて話を伺ううち、手術を受けたくない理由がデリケートゾーンのコンプレックスにあることが分かりました。

 自分のコンプレックスをたとえ医者であれ晒すくらいなら死んだ方がマシ…そう考えることに愕然としたのです」

河合桃子
記事一覧
ライター、ジャーナリスト
1977年生まれ、週刊誌を中心に執筆。大分県の椎茸農家から都内のハプニングバー摘発事件まで幅広く取材。ライフワークはママ友の家庭のいざこざや性愛事情を聞くこと。

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


去年の「日焼け止め」使っていい? 意外と知らない買い替え時期、あの場所での保管は極力避けて!/医師監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
「ジェネリック医薬品」って何が違うの? いまさら聞けないメリット・デメリット【薬剤師解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
紫外線は“顔のたるみ”の大敵です! 老化だから…って諦める前に試したい4つのこと【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ひぃ~! ツヤ肌ファンデ→数時間でドロドロに…。大人世代が「買って後悔する」コスメのポイント【美容家解説】
 炎天下でもドロドロ顔面を回避したい40代にとってファンデーション選びは死活問題。最近では比較的安価なツヤ肌ファンデーシ...
「化粧めんどい界隈」に伝えたい。ずぼらな私が発見した“ラクして可愛いを作れる”6つのウラ技
「あと15分で家を出なくちゃいけないのに、まだメイクできてない! 手抜き感は出さずにパパッと終わらせたい!」「出勤しなき...
えっ、食物繊維が逆に「便秘の原因」になるってホント? “正しい摂り方”を知っておかなきゃ【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
痩せたい…でも食事制限は嫌! ダイエット中の間食、何時に何を食べればセーフなの?【医療従事者監修】
 ダイエットをしていると、厳しい食事制限をしがち。とはいえ、食事制限でストレスがたまって過食してしまっては、元も子もあり...
知ってた?「レチノール」に紫外線は大敵です。夏にヘビロテする前にちょっと待って!【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
大人だって「バブみメイク」をしてみたい! 童顔風になれる4つのコツ
 最近よく見聞きする、「バブみメイク」。「10代、20代の子がやる分には可愛いだろうけど、私の年齢ではちょっと…」なんて...
2025-05-28 22:04 ビューティー
昭和バブル→令和メイクに即変身!40代でもトレンド顔になれる簡単プチプラコスメ3品【美容家厳選】
「今どきらしさ」のあるトレンドメイクをしたいけれど、何を買ったらいいのかわからない…と感じているOVER40歳にこそ、プ...
雨の日の「頭痛」は水のせい? 梅雨の前に知っておきたい“気象病”の対策方法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ケアしてるのに~! 40代の「イマイチ肌」を乗り切るアイテム3つ。日焼け止めから見直して【美容家厳選】
 今年は、5月から真夏のような暑さの日も多く、「ちゃんとケアをしているのに、なんだかイマイチ」の声もチラホラ。  物価...
対策は万全に!「水虫」に感染しやすい人の特徴って? 気温15度以上は要注意【医療従事者監修】
 夏になると、水虫になる人が増えるといわれています。「自分は大丈夫」と思っていても、プールや温泉などで知らない間に感染し...
物価高の今こそ「節約美容」を! プチプラでも満足度“1万円越え”のアイテム3つ【美容家厳選】
 長引く物価高の影響で、日々の美容にもこれまで以上に「コスパ」や「お得感」を求める声が高まっています。  節約しつつも...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎ...